君がいた夏
cast >> Mark Harmon, Jodie Foster, Harold Ramis, Blair Brown, Jonathan Silverman, William McNamara, John Shea, Richard Jenkins, Helen Hunt ...
director >>Steven Kampmann, Will Aldis（98min）
music >>David Foster
soundtrack>>
1960年代半ば、フィラデルフィアで高校生活を送るビリー（マーク・ハーモン "The Presidio" "NAVY NCIS: Naval Criminal Investigative Service " シリーズ）は、優しい母と熱狂的な野球ファンの父、早熟な女友達や、悪友のアレン（ハロルド・ライミス "GHOSTBUSTERS" "Analyze This" ）に囲まれて暮らしていた。
しかし、彼の心に "一生忘れられない想い出" を刻んだのは、他ならぬ従姉のケイティー（ジョディ・フォスター "Taxi Driver" "The Accused" "The Silence Of The Lambs" "Inside Man" ）だった。
時は流れ、いまはすっかり怠惰な生活を送っているビリーのもとに、従姉のケイティーが自殺したとの訃報が届く・・・。遺言で、彼女の "遺灰" を託されたビリーは、失意のなか彼女と共に過ごした故郷へと向かう ーーー。
彼女との想い出にひたりながら最後の約束を果たし、自分に遺灰を託した "意味" に気付いたビリーが “想い出の場所” に立つシーンは感動的で美しい。誰もが経験する青春の "甘酸っぱさ" "ほろ苦さ" などを、心温まるエピソードで、切なく美しく描いた作品。
Ｊ・フォスターの、肩の力の抜けた自然な演技がみずみずしく印象に残ります。特別出演として、ヘレン・ハント（ "As Good As It Gets" "Pay It Forward" ）がビリーの妹役として出演しています。
"Stealing Home" とは「ホーム・スチール」のこと。原題に込められた想いと、邦題「君がいた夏」に込められた想い、それぞれ自分で感じとってください ーーー。
私は本作を観る度に "10代の自分" や "弟" を想い出します・・・。
あなたの “一生忘れられない人” は誰ですか？ ひょっとしたら、この作品が、あなたの “忘れかけた気持ち” を想い出させてくれる「きっかけ」をくれるかもしれません。
ちょうど、２０年前の映画なんですね。観てはいませんが、自殺、遺灰とは映画にしても「ほろ酸っぱい」を越えているかもしれませんね。
ジュディ・フォスターが若いときから映画に出ていたのは「タクシー・ドライバー」で知っていましたが、ヘレン・ハントもポット出てきた女優さんではないんですね。
それにしても、megさんの最後の文、配給会社のキャッチコピーに使えそうですね。でもダメか、２０歳も若かかったら思い付かなかったかもしれませんものね。
最近は「青春」という言葉を耳にすることがないので、改めて口にするとちょっと恥ずかしいんですが、jamjam さんにもあったでしょう？ 懐かしい「青春時代」！（笑）
確かに「自殺」「遺灰」と聞くと「ほろ酸っぱい」とは思えないでしょうが、大人になった主人公が昔を振り返るからこそ「気づき」があるんですね。
ラストは、ほろりとすると同時に、とても爽やかな気持ちにさせてくれますよ。