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"a PATCH of BLUE"(1965)

2016-01-27 15:29:00 | Classic

 いつか見た青い空

cast >> Sidney Poitier, Elizabeth Hartman, Shelley Winters, Wallace Ford, Ivan Dixon, John Qualen, Elisabeth Fraser, Kelly Flynm, Debi Storm, Renata Vanni ...
writer / director >>Guy Green(105min)
music >>  Jerry Goldsmith
soundtrack >>
region 1 >> English, French and Spanish subtitles


エリザベス・カタの原作をガイ・グリーン( "Diamond Head" ← 監督  "Great Expectations" ← 撮影)が脚色・監督した "切ない" 人間ドラマ ーーー。
音楽はジェリー・ゴールドスミス( "L.A. Confidential" "RUDY" "HOOSIERS" )。アカデミー賞【助演女優賞(S・ウィンタース)】、ゴールデン・グローブ【有望若手女優賞(E・ハートマン)】受賞。

A Patch of Blue trailer


セリナ(エリザベス・ハートマン  "The Beguiled" )は、母(シェリー・ウィンタース  "A Place In The Sun" "The Diary Of Anne Frank" )の浮気が父に知れたときの大喧嘩のとばっちりで、5歳のとき "盲目" に ーーー。
それ以来一歩も外に出ず、母と祖父(ウォーレス・フォード  "The Man From Laramie" "SPELLBOUND" )と家の中に閉じこもって暮らしてきたが、18歳のある日、内職の織元フェイバーさん(ジョン・クォーレン  "The Searchers" )に頼んで、近くの公園まで連れて行ってもらい、木陰の芝生で内職のビーズ刺しを始めた。が、落ちてきた毛虫に驚いてビーズをバラまいてしまい途方にくれていると、若々しい男性の声が近づいてきて、ビーズを拾い集めてくれた上に仕事まで手伝ってくれた。その黒人青年ゴードン(シドニー・ポワチエ  filmography )の "親切" がたまらなく嬉しかったセリナは尋ねられるまま何でも話し、公園で会ううちに2人の友情は深まっていった。セリナにとっては、ゴードンの "話し方" や "話すこと" すべてが新鮮で、まるで "別世界" だった。
ゴードンと出逢ってから、セリナは "ごく一般的な" 日常生活を知るようになり、彼への "恋心" はつのるばかり・・・。そして彼女の悲惨で絶望的な家庭環境を知ったゴードンは、兄マーク(アイヴァン・ディクソン  "CAR WASH" )の忠告をよそに、彼女の将来のために何ができるのかを考え、ある決心をする。そんな矢先、2人が一緒に歩いているのを見た母親は「あんな "黒人男" と!」とセリナをこっぴどく叱り、友人と共に赤線業を始めるためと、2人を引き離すために強引に引っ越すと言い出すのだが・・・・・。

「サングラス」「パイナップル・ジュース」「サンドイッチ」「オルゴール」「公衆電話」・・・ 人の "優しさ" を知ってしまった純粋なセリナ。一度その優しさに触れてしまったら、知らなかった昔には戻れないでしょう。
この作品、二人の "一年後" がどうなっているのか気になって仕方がない、なんとも "切ない" 終わり方をするんですが、大人としてゴードンの出した結論は "正しかった" と思います ーーー。
役者陣が秀逸なので、余計にストーリーに引き込まれ、強く印象に残ります。
なぜ日本語版のDVDが発売されナイのか「??」です(苦笑)。

>>  Classic - filmography

2009-10-02

 


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