DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
・新著「脳が元気になる生き方」(瀬野文宏著/表現社刊、全国書店で好評発売中

脳はなぜ「満腹」を求めるのか?

2010年09月08日 | 食育とダイエット
[脳&食育]DIET講座(192) 


脳は快を求めるシステムです。
「快」とは、生命の営みの根源的なエネルギーであるからです。
その主役は、A10神経(☆)です。

満腹感は快の情報ですから、当然脳は満腹を求めています。
糖質による血糖値の上昇に伴う満腹神経による満腹感の他に、
蛋白質、脂質などの食物が腸管に入るとその情報が脳に伝達されます。
その情報得て脳はもっと食べるか、それとも満腹感にするのかを決めます。

この腸管の情報による満腹感は、炭水化物などブドウ糖の原料である糖質類、
脂肪(脂肪酸)、蛋白質(アミノ酸)、ビタミン(B群など)、ミネラル(カルシウムなど)、
脳と体に必要な食物に限られています。
ジャンク・フード(ゴミのような加工食品)には反応が鈍いのです。
鈍いとは、過食になる原因になります。

さらに、アミノ酸のトリプトファン(セロトニンの原料)の
含有量が少ないと空腹を感じ、多くなると満腹を感じます。

すなわち、蛋白質の食物でも肉類などのトリプトファンが
多く含まれている物を食べると、満腹感を感じるのです。
トリプトファンが脳内でセロトニンになります。
このセロトニンが満腹中枢神経を刺激するのです。

☆「A10神経」の詳しい内容については
本ブログの8月13日から16日までの「号外」を参照してください。

★「五大栄養素の脳内での役割」については~ださい。
「やせるヒントは脳にある」第二章「脳(ココロ)への栄養」で述べています。
ご購入は~西日本新聞ネット書店

◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(15)◇◇◇

◆「缶詰」~環境ホルモン&合成食品添加物対策

◎非常食、保存食品として重宝ですが、添加物が多く使われている。
買う際には「原料表示」をよく確認するこが大切。

◎缶の内側に「エポキシ樹脂」でコーティングされている物がある。
この物質からは「ビスフェノールA」(エストロゲン様作用のある有害化学物質で、
乳ガン、生殖障害などの誘因物質)が溶け出します。買う際は「容器の種類の表示」
をよく確かめること。東大病院の産婦人科で出産した妊婦のヘソの緒から
100パーセントの確率で検出されたと報じられている。

◎「コンビーフ」「カニ」「ウインナーソーセージ」などの缶詰を買う際には、
添加物の表示をよく確かめること。よく使われている添加物は~
「リン酸塩=品質改良剤」(骨の異常形成による鉄分不足が生じる)
「亜硝酸Na=発色剤」(他の添加物と結合すると発ガン物質になる)
「カラギーナン=増粘剤」(腫瘍発生の促進作用がある)


[下ごしらえの知恵]

○肉類や油が使われている缶詰は避けること。

○環境ホルモンの一種である「ビスフェノールA」は、
脂肪や油に溶け込む。ナツ缶などは保存食にしないこと。

○缶詰を開けたら、汁は捨てること。

○湯どうしできる物は、サッと湯どうししてから使うこと。

○賞味期限表示に注意。(111030→2011年10月30日が期限)

★男性の方は、奥様など料理を作られている人にプリントを渡してください。
DR.BRAIN_DIET=自然流健康ダイエット教室