DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

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舌の味覚の「五味」は「五大栄養素」摂食感知システムである。

2010年09月01日 | 食育とダイエット
[脳&食育]DIET講座(189)


舌の味蕾で感知する「五味」の味覚情報は、
実は五大栄養素の情報そのものであると考えている。

それらの味覚情報は、脳が日々に必要としている栄養物質である。
脳は必須エネルギー源のブドウ糖以外に必要としている栄養物質の
摂取状況を味覚情報によって確認しているのである。

「五味」情報は、脳と体の健康維持に不可欠な栄養物質の情報である。
生命活動の根幹を支える栄養物質源の情報である。

脳はアミノ酸や脂肪酸だけでは機能しない。
脳はブドウ糖やビタミン・ミネラルの物質が不足すると、
正常に機能しないだけでなく、機能障害が生じる。

すなわち、脳にとっては舌の味蕾で感知する「五味」は、
糖質、蛋白質、脂質、ビタミン、ミネラルの
「五大栄養素」そのものである。

また、五味は脳が必須とする栄養物質の摂取状況の情報元でもある。
舌の味蕾は、健全な生命活動を維持するための合目的的なシステムである。

この素晴らしいシステムを無視するダイエット法は
脳の健康維持にとっては危険である。

例えば、ダイエット食品類や単品食品類の使用、
炭水化物(糖質)制限・停止、厳しい食事制限などによるダイエット法は、
脳にとって必須のブドウ糖や五大栄養が欠落・不足する。

それらの方法では、「五味」の摂取情報が脳に届かない。
だから脳は生命と健康を守るために
「食べよ!」「食べよ!」と信号を出し続けるのである。

この結果、一時的に体重が減ったとしても、事後に激しい「リバンド」が生じる。
この現象は、不健康な状態になっている脳と体の健康を
回復させるための防御作用であり、自律的・必然的な現象である。

ところが、生命と健康を守る「入口」である「五味」の
味覚感覚が異常な若者が増えているという。その原因は?(続)


★「五大栄養素の脳内での役割」については~
「やせるヒントは脳にある」第二章「脳(ココロ)への栄養」で述べています。
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◇◇◇◆[食の安全対策]◆◇◇◇「安全に食べる知恵」(12)◇◇◇


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