防火水槽の割れ目で、フキが育っていました。
めずらしいことに、この隣家の庭にフキが植えられているのです。
そのこぼれ種が、ここに根を張った模様。
昔は、この近隣の林に、天然のフキが繁殖している所が一カ所ありました。
子供の頃に一度、いまは亡き祖母と一緒に採って、甘辛く炊いて食べました。
その後、その林は無くなりました。
いまではそこは、住宅地になっています。
地球温暖化という観点以外からみても、身近な自然の豊かさが、どんどん失われています。
このフキは、ささやかな抵抗を試みているのでしょうか。
この写真を見ているうちに、そんなことを思い出しました。