皆様、おはようございます。中小企業診断士の福田徹です。今日は、2 月28日土曜日です。
今日のブログでは、クロスマーチャンダイジングが徹底した店とは(2)で説明が足りなかったスーパーマーケットのゴンドラエンドについて、図を示して説明します。
下図をご覧下さい。スーパーマーケットのゴンドラエンドとは、陳列台(ゴンドラ)の一番端の部分です。ゴンドラエンドは顧客からよく目に付く場所であり、エンドでは特売やメニュー提案・季節感の訴求などを行います。
上図に示したとおり、一般的なスーパーマーケットでは、壁面に展開された生鮮品売場に沿って、主通路が設定されています。
顧客は、青果コーナーで今日の献立を決めて、その献立に合わせた肉や魚を精肉や鮮魚コーナーで購入します。
エンドは、こうした青果→精肉→鮮魚のパターンに加えて、顧客に特売や提案により購買点数を増やしてもらうための場所です。提案とは、たとえば今の季節であれば、ひなまつり関係でひなあられなどを飾り付けて訴求することにより、「そういえばひな祭りだった」から「ひなあられを買おう」という非計画購買を誘う、などが考えられます。
また、上の図ではエンドから副通路への矢印が示されています。これは、エンドにその内側のゴンドラに陳列されたカテゴリーと同じカテゴリーの商品を陳列することにより、顧客に他の商品を連想させて、顧客を主通路から副通路に引き込む効果を示しています。
つまり、エンドには購買点数を増やしたり、顧客の動線(実際に歩いた軌跡)を長くする効果が期待できる重要な場所なのです。
だから、この場所を十分に活かすことが店舗にとって重要です。そのためには、販促計画の中に各エンドの陳列内容を計画することが必要です。計画的に陳列を更新していくことにより、常に顧客に注目される場所となり、より大きな効果を得ることができます。
※関連記事
クロスマーチャンダイジングが徹底した店とは(1)
クロスマーチャンダイジングが徹底した店とは(2)
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