中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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1次試験1ヶ月前~診断士受験生へのアドバイス

2010年07月05日 | 福田徹の診断士試験

 「企業様を元気にして日本の明るい未来をつくりたい」

 皆様、こんにちは。中小企業診断士の福田徹です。


 8月7・8日の中小企業診断士1次試験まで、あと約1ヶ月です。

 7科目もある診断士の1次試験は、科目数の多さが直前期の受験生に大きなプレッシャーとなります。

 そこで今日は、受験生の皆様にプレッシャーに負けない、冷静な勉強法について、私なりのアドバイスを送りたいと思います。



 受験生の皆様、直前期には、忙しい人は忙しいなりの、怠け者は怠け者なりの自分に合わせて、無理のない勉強を心がけて下さい。

 それから、受験校の模試を徹底的に活用して下さい。


 直前期とはいえ、忙しい人にとっては使える時間が限られているはずです。

 また、怠けものに急に怠けるなといっても無理な話です。

 つまり、この1ヶ月間は、実質的にこれまでしてきたのと同じ位の時間しか勉強できないと言うことです。


 だから、これからの1ヶ月間は、少ない勉強時間をうまく使って、何を勉強するかが重要になります。

 実際に使える時間という少ない資源を有効に活用しつくすためには、「気合い」では無くて「計画」が必要です。


 まずは、6月までのご自身の勉強時間を振り返ってみて、8月の本番までに実際に使える時間を算出してみて下さい。

 この時には、できない勉強時間を設定しないことに注意して下さい。

 忙しい人も怠け者も急には変わることができないのですから、これからの勉強時間は今までの実績勉強時間を基準に設定します。
 

 使える時間が明らかになったなら、次にその時間中に最大の効果が得られる勉強法を考えます。


 この時期に最も効率が良い勉強法は、受験校模試の徹底復習です。

 まず、(できれば)複数校の模試を、再度解き直して、解説をざっと読みます。

 これは7月前半には終わらせます。


 その時、各問題について、2種類の分類をかけて、印をつけておきます。

 一つは、問題のレベル。もう一つは、本人の理解度です。

 各問題は、基本問題・応用問題・難問にレベル分けします。

 この時は、自分にとって難しいかではなく、問題のレベルを判断します。

 一方の本人の理解度の評価は、理解しているかいないかだけで良いでしょう。


 ここまでで来たなら、次は「基本問題で本人が理解していない問題」を復習します。

 この「基本問題で本人が理解していない問題」の復習こそが、直前期に最も優先すべき勉強内容です。

 もし、各教科これが終わりさらに時間が余ったのなら、次に優先順位が高い「応用問題で本人が理解していない問題」を復習します。

 これが、私が考える最も効率の良い診断士1次試験の直前期学習法です。


 つまるところ、私がお薦めするのは受験校が絞り込んだ出題可能性が高い問題群(=模試)の中から、復習を通じて優先順位を設定して、優先順位にしたがって勉強する方法です。


 ちなみに、1次試験合格は通過点に過ぎません。

 余り頑張りすぎると、1次試験で気持ちが燃え尽きてしまい、2次試験にパワーが回らないことになりかねません。 

 あと1ヶ月、けして無理をしないで、2次までの合格のためにご本人ができることを、冷静に実行されることを祈念しています。


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