中小企業診断士 福田 徹 ブログ

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「自己責任」の世代

2009年07月19日 | 福田徹の視点

 皆様、おはようございます。今日は7月19日日曜日3連休の中日、私は中小企業診断士の福田徹です。

 連休初日の昨日は、半日ほどファミレスで勉強していました。


地元の某ファミリーレストランにて

 そこで見たものは、勉強する若い世代の姿でした。

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 今の若い世代は、勉強を良くすると思います。

 バブルがはじけた後に子供時代を過ごし、小さな頃から人生は「自己責任」だとすり込まれてきた世代です。

 バブル崩壊後、特にグローバル化が進み、短期的な利益偏重の世となったこの10年の間は、企業が若い人達を社内で育てることが少なくなりました。

 さらに、バブル崩壊時の財政出動による財政赤字拡大問題を解消し、グローバリズムを推し進めるべく登場したのが小泉首相でした。

 小泉首相の政策は、財政の均衡を目指して国家予算を削ると同時に、経済のグローバル化に対応して企業の国際競争力向上を優先させて製造業派遣を解禁するなど、国民に痛みを強いるものでした。

 この政策が予算縮小と雇用の自由化を同時に進めたために、日本の社会に他の人を気遣う余裕がなくなりました。

 このときの言われた論理が「自己責任」論です。社会に余裕がないのだから、自分で解決しなさいというわけです。

 そう、あの頃から、フリーターでいたいという若者もいるのだからと正社員になれないことが自己責任になり、会社都合で失業しても自己責任、海外で人質に取られても自己責任となりました。

 こんな時代に社会に出た彼らは、企業・行政や社会から守られたり育てられたりする経験が、少ない世代なのです。

 だから、彼らは自分の身を自分で守るために、よく勉強するのでしょう。

 昨日、連休初日の某ファミレスに午後5時に在店していた20~30歳代と思われる顧客9組の、なんと全員が何らかの勉強をしていました。

 そのうち、前期試験の勉強をしていると思われた大学生1組以外は、薬剤師?、簿記?など何らかの資格の勉強をしていたようです。

 頑張れ!20代30代。負けるな。ホントは「自己責任」だけじゃなくて企業・行政や、他の世代の責任もあるけど、とりあえず頑張れ。


 ちなみに、同じ日同じ時刻に他の世代で勉強していたのは私だけでした。残りの顧客は、連休らしく、皆さん食事や会話を楽しんでいました。

 世代は違うけど
 頑張れ!40代のオレ。負けるな・・・。


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