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ふくらく通信

東北人が記す、東北の良さや震災の事、日々のなんだりかんだり。
他所で見る東北の足跡や繋がり、町の今昔や輝きを発信。

今年の写真帳 11頁目

2018-12-23 14:40:51 | ゆるゆる歩き:旧跡

如月末日

 

梅にメジロ。


春が来た。

 

浜離宮恩賜庭園。

 

喧噪の地だが、見応えのある庭園が多いのが、東京の良いところ。

広々として、気分も爽快で伸びやかになる。 


今年の写真帳 10頁目

2018-12-23 13:58:45 | ゆるゆる歩き:博物館など展示施設

如月六日

迎賓館赤坂離宮へ。

何とも素晴らしい、絢爛たる洋館である。

見事な技巧の装飾に、見とれながら各部屋を回る。


我らの見学する3か月前に、トランプ大統領も来たばかり。

なので、この位置にトランプがいたのかと、案内係と話す見学者もいた。

 

※内部は撮影不可  施設の紹介は、内閣府のhp、迎賓館赤坂離宮を参照してください。


迎賓館赤坂離宮は、創建100年を経た2009年に国宝に指定された。

2016年から、通年一般公開を行っている。

 

 

主庭の噴水も国宝。


実に見事な装飾である。大きく、威厳があって美しい。



何とも、別世界のようなひと時であった。



今年の写真帳 9頁目

2018-12-22 20:31:54 | ゆるゆる歩き:自然

睦月末日

池に薄氷の景色。

新宿御苑で、冬から春への景色を見た。

 

大温室にも行ってみる。


東京でも雪景色を見られ、故郷の冬を思い出す。

 


一方で、すでに福寿草や水仙、寒桜、ロウバイが咲いていた。


 

ミツマタはまだ蕾。


ビロードに包まっているみたいで、温かそうな蕾だ。

東北と違い、東京は一足早く早春の風景。


今年の写真帳 8頁目

2018-12-22 12:55:53 | ゆるゆる歩き:旧跡

睦月三十日

御成道の宿場、川口へ。

御成道は、日光へ将軍一行が参拝するため(日光社参)に通る道。

車道の間にある小島のような緑地に、案内板があった。

この奥の道が、赤羽から荒川を渡って通る御成道。

この道の途中に川口宿本陣があったという。


近くに、川口文化財センターがあったので寄り道。

窓口のある2階に上る階段には、災害の啓発になる表示があった。

過去の洪水の水位を示してある。

津波のあった東北から来た身としては、見過ごせない。



川口は鋳物の街である。


江戸の頃には手工業だったが、明治期には軍需品製造を手掛け、大きく発展した。

昭和の終戦後、川口鋳物生産は、日用品に切り替わる。


高度経済成長の終息、オイルショックから不況となり衰退した。

しかし今、再び川口鋳物の技術は見直され、新しい鋳物調理器具が作りだされている。

 

参考:川口市教育委員会「川口の産業」/川口商工会議所「かわぐちいいもの」/川口鋳物協同組合「鋳物の歴史」


古代から昭和の暮らしまでを、ざっと学んで後にする。

 


街道に戻って北へ進み、旧田中家住宅へ向かう。

 

明治の豪商だが、代々田中徳兵衛を襲名し、今も続く。

初代は農家だったが、二代目から麦味噌醸造と材木商を営んだ。

四代目の頃、豪商となった田中家は、立派な洋館を建築。

イギリス積みのレンガ壁が立派。

中の調度品も美しい。


奥は日本建築で、そこから中庭が見える。

見事なもので、池を回遊する庭園となっている。


残雪の中で、紅梅がほころんでいた。

落ち着く良いところであった。


今年の写真帳 7頁目

2018-12-21 18:38:00 | ゆるゆる歩き:旧跡

睦月二十四日

伊達政宗公の滞在した江戸の地へ。

 

江戸で堀の造設や、将軍の話し相手などを務めた政宗公。

徳川幕府の始まりと共に、諸大名の妻子が江戸に住まうこととなった。


政宗公は、当時、外桜田に屋敷地を与えられ、上屋敷とした。

それは、今の日比谷公園内であった。


日比谷通りを後ろに心字池を見れば、池の手前から公園の中の方が屋敷。

そこは今、第一花壇となっているが、その辺り一帯が屋敷だったとみられる。



第一花壇は、広い芝生敷きの土地に点々と植栽があり、周囲が遊歩道。

幾何学模様になっているそうで、上空写真ではよくわかる。


ペリカン噴水があり、その背景に見える広い土地が第一花壇。

ペリカン噴水を含め、この辺りが屋敷の跡地。


この上屋敷には、家康公、秀忠公、家光公と、三代にわたって将軍が訪問している。

食通の政宗公は、自ら料理の盛り付けや配膳をして、将軍をもてなしたという。


政宗公は、この地で最期を迎えた。享年70歳(数え年、満68歳)であった。


参考:仙台市 東京に残る政宗公ゆかりの地「仙台藩外桜田上屋敷跡」「伊達政宗終焉の地」/千代田区日比谷公園 /

   宮城県 食材王国みやぎ「みやぎ伊達家と食文化」/仙台市博物館「伊達政宗」


日比谷公園は、いろんな記念碑や石像があって面白い。




明治36年に開園の、日比谷公園内にあるレストラン「松本楼」は、同じく明治36年に開店。


 

季節メニューに、東北の「三陸産カキフライ」があった。

被災地の東北は、いまだに大変な状態。

寄り添ってくれているようで嬉しかった。