そもそも温泉って「家のお風呂と同じでしょう？」と言う人。「いいえ！温泉は地中に染み込んだ雨水などが、地表に湧き出たもの。」
火山噴火物やｋ岩石、土壌などの成分が溶け込んだもので、入浴剤でその濃度にするのは
不可能。又主成分により泉質が異なり、効能や特徴も多種多様。
効能はもちろん、体調に合うかどうかが大事。温泉分析表で確認しよう。
温泉の１１種類の泉質一覧
１、単純温泉 ７、含銅鉄泉
２、二酸化炭素泉 ８、硫黄泉
３、炭酸水素塩泉 ９、酸性泉
４、塩化物泉 １０、含アルミニュウム泉
５、硫酸塩泉 １１、放射能泉
６、含鉄泉
自分の症状にあった温泉を選ぼう。（適応症）
●一般適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、頭痛、運動麻痺、打ち身、捻挫、痔、疲労回復、
ストレス解消、健康促進、等
●泉質別適応症
切り傷、やけど----１、２、３、４、５
慢性皮膚炎 ----２以外すべて
慢性婦人疾患 ----２，３，１０以外
月経障害 ----４，５，６，７，８
禁忌症 必ずチェック！命に関る事も。
●一般禁忌症
急性疾患（特に発熱時）、活動性結核、悪性腫瘍、重い心臓病、貧血症
妊娠初期と末期、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、等。
●皮膚、粘膜の過敏な人----８，９
●高齢者、皮膚乾燥症 ----８，９
●下痢の人（飲用を含む）---２，３，５，８，９
温泉余談
日本各地に温泉の神様として祭られているのが「大国主命」と「少彦名命」
道後温泉に「玉の石」と言われる石が祭られている。
二人の神様が全国を歩いている時、「少彦名命」が病に倒れた。
その時「大国主命」が手の上に「少彦名命」を載せ道後のお湯に浸けたところ
たちまち回復し、「少彦名命」は嬉しさのあまり傍の石の上で舞った。
(一寸法師のモデルと言われ、蛾の皮の衣を着た「大国主命」の知恵袋とされ、
医療、まじない、温泉療法、等福利厚生の神様）
と言う古事がある。これが道後温泉の起源とされている。