田村うさぎのわくわくダイヤリー

大好きな温泉、近頃想う事、ショックだった事など等
誰か聞いてくれ・・・・・

皆さんの応援に感謝、感謝。

2012-01-20 11:35:16 | Weblog
悪夢のような手術、闘病からやっと一息。

抗がん剤治療も1クール過ぎ、2クール目に入る。1クール1ヶ月で6クールが基本

だが、場合によっては(抗がん剤の副作用とか体力とかによって)

「もう少し続けます」とドクターが言われる。

今の所1回目に高熱が出たほかさほど重篤な副作用はない。



やっとYへ行く気にもなってきた。

プールの仲間、ジムの仲間達が喜んで迎えてくれた。

皆「大変だったね~ 頑張ってね~」とエ~ルをくれる。

すい臓がんや他の癌で肉親を亡くした人、自分自身が癌の闘病中の人、

回復した人、ウチの夫と同じ時期に癌が見つかった人、など今

2人に1人が癌になると言われている。

しかし、あと何年かすると癌の医学的研究が進んで

癌は恐ろしい病気で無くなるだろうと言われている

そのためにも夫を長生きさせなくては~と思う。

手術、抗がん剤治療は、たくさんの治験を重ね癌の治療としては今の所

標準治療とされている。

様々な民間療法があるけれど標準治療ほど研究、実験を重ねていないので

全ての癌に”利く”とは限らないし、抗がん剤治療の妨げになる場合もあると

ドクターから言われた。(癌関係の権威ある本もほとんど同じ事が書いてある)

その為、家族で相談して標準治療のみにしようと言う事になった。

ただ、免疫力が衰えるためウィルス性の病原菌は持ち込まない、

体力をつけるための努力(適度な運動と食事)を惜しまないようにしようと思う。

食事はうさぎの責任においてなるべく添加物の無いもの、

新鮮なものを使う事を今までより一層心がけようと思っている。


娘は、「パパの命が限られているから、私の人生の1年や2年

パパの看病の為一緒に居る事に何の不都合も無い」と言って

遼ちゃんと最低1年居る覚悟で自分の部屋を改装した。

娘婿は神戸でご両親の家に同居、あちらのご一家のみなさまの

ご理解と優しさに感謝している。


Yの友人、スタッフ、東京のいとこ達(叔父、叔母達はもう居ない)、

学生時代の友人達、皆さん!

お見舞い、メールやお手紙、などたくさんの真心をいただいて、

本当に有り難く、涙しました。

困難に直面した時の暖かいお心は大きな支えになりました。

これからはうさぎも他人様が落ち込んでいる時、困難な時にこそ優しさを

あげられる人になろうと思います。








今年は良い年でありますように~~とんどに願いを。

2012-01-18 17:36:21 | Weblog
   

英会話での仲間に町内会の会長さんで”とんど”の世話人をしているOさんが

「”とんど”をするから、お飾りや鏡餅を持ってきて焼いても良いよ」

と言われたので、遼ちゃんに見せようと思って学区は違うが小学校へ行った。

お汁粉や甘酒、お酒など用意してあった。長い竹の先に紅白のお餅を挟んで

焼くように皆に配ってくださった。

今年は年末30日に夫が熱を出したので、娘と娘婿、うさぎの3人でお餅をついた。

今までのようにたくさんはつけないのでお鏡と白餅、餡餅をついた。

機械でつくのだから、夫がしていたのとさほど差が無いと思ったが、

上手くいかなかった。

周りが硬くなって、ひび割れた。

それでも”とんど”で焼いて夫に食べさせようと思ったが、硬くて食べられない。

用意してあった紅白餅のほうが柔らかくて美味しかった。


いまさらながら、家の経済、お餅のつき方、灯油の注ぎ方、

コインランドリーへ洗濯物をかわかしに行ったり等など

夫が全てしていたことを実感した。

うさぎはお料理や、洗濯、植物の世話などの家事だけしてのほほんとしていた。

これからは自分でしなければ!

夫の残された命を楽しく、安らかな気持ちで永らえるるようにするのがうさぎの役目。

一日も長く、元気で居られますように~~

今年は、一家で病との闘いの一年です。

2012-01-09 15:08:49 | Weblog



ブログを再開しました。

11月半ばから12月末にかけて人生最大の苦難に遭遇しました。

幸せだと思っていたうさぎの一生がーーーー。

誰しも愛する人との別れはあるというものの、いざそうなる事が判った時

冷静で居られない。

夫の癌が見つかったのが11月16日。

胃が重い、どうも今までとは体の調子が違う、と言ってかかりつけのお医者様に

行ってエコーを撮ってもらったところ「すい臓に影がある」ということで、

詳しいCT検査をしてもらった。

それからあれよあれよと言う間に、お医者様の推薦で広島県立病院に検査に。

一週間の検査入院の結果、癌の状態が詳しく判った。

すい臓がんは見つけられにくく、癌の中でも5年生存率はわずか13%

手術できないほど進行している場合が多い。

人体の中央、胃の裏側にあるためたくさんの冠動脈やリンパ管が周りに

ある。それに浸潤、もしくは転移している場合が多い。



ステージⅣのaというぎりぎりの状態だったけれど、浸潤していない血管が

見つかったのでその血管を繋ぐことが出来ると県病院のドクター達は判断された。

11月28日。手術と決まった。

すい臓がんと判ってすぐ神戸から帰ってきた娘は、夫が手術室に行った後

大声で泣き続けた。風邪ひきのため来るのを止めた長男も

気がかりで病院のまわりをうろうろしていた。

次男はさすが頼もしく「運を天に任せるほかないよ。」と冷静。

6時間後、管を体中につけた状態で夫は生還した。

術後のドクターの説明で、60%のすい臓、脾臓全部、片方の副腎、

腹動脈(胃への血管ー4本あるのでその中の1本)、

肝動脈(小腸への血管が生きていたので肝臓の血管へ繋いだ)

リンパ管14本の内2本切除。の大手術だった。

術後どのように生きていけるか? 途方にくれた。

ドクターや看護師さんたちが「大丈夫ですよ!元気に退院できます。」

と言われるのが唯一の救いのような気がした。

長くなるので続きは次回~~~