安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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山本太郎氏の東京都知事選立候補に思う

2020-06-16 00:14:47 | 政治
山本太郎さん、ご立派ですね。大変行動力があると思います
しかし、それだけに残念なのが彼の根本的政治思想ですね

消費税を下げる。。。これはいい、コロナで困っている人にお金を配る。。。これも一時的ならいいでしょう
しかし、彼の演説を聞いていても、やはり彼の向かう先には衰退したみすぼらしい日本しか見えない
それは、彼の主張していることが、根本的に社会主義。。。アメリカで言うところのラディカル・レフト
つまり急進左派と呼ばれるものだからです
山本太郎さんはアメリカのバーニーサンダース氏とよく似ていますね
MMTという金融理論は、私自身大変勉強しましたし、根本的に理解しておくべきものだと思っていましたが
ここにきて、MMTの副作用が、実はかなり大きい、ということがよく分かりました
私も、自分が良いものとして学んでいたものを否定するのは苦しく
MMTを学ぶことを他の人にもお勧めしてきた以上、やはり自らの言論には責任を取らなければなりません

MMTというのは、基本的に外からの要因で経済は活性化する。。。という考えなんですね
国民が勤勉でよく働くから経済が活性化する。。。という考え方に立脚していないのです
MMTは基本的に資本主義の精神。。。勤勉の精神に立脚していない。。。ということがよくわかりました
単なる経済理論なんですね。。。バラマキの免罪符じゃない

山本太郎さんは、「コロナで経済が止まっているんだから国が国民に所得を保証すべき」
そのような意味合いのことを言います
しかし、国民の所得を保証することが経済を止める言い訳になっていしまう。。とは彼は考えていないでしょう
国民に所得を保証して家にこもらせる。。。これだと、経済が止まってしまいます
経済とは連環なので、多くの人が会社を休めば連鎖的にいろいろなものが止まります
これ、MMTにとって極めて具合が悪いことに、気がついている人がどれだけいるでしょう?

MMTの理論から言えば、「供給能力が維持されているとき」はお金が沢山供給されていてもインフレにならない
しかし、連環の経済が止まって供給が不足した状態で貨幣流通量を増やせば、即インフレです
現に今、食料品や輸入品から流通不足が起こっています
これ、おそらく山本太郎さんは想定していないでしょう
つまり、どのような状態でも、国民が勤勉に働いて流通能力、供給能力を維持しなければ
どちらにしろ経済は立ちいかなくなるのです

東京都知事選。。。小池百合子さんという選択肢がないのは私も理解しています
でも、山本太郎さんにも、やはりないのではないか?
私の結論はそうなりますね
コメント
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