私は三橋さんをたいへんご尊敬申し上げておりますし
おっしゃられることは一々、「お説ごもっとも」というものが多いのですが
三橋さんの「小さな政府批判」については、やはり「そこは間違ってますよ」と何度も指摘しておきたい
おっしゃられる趣旨は分かりますが、三橋さんほどの影響力のある方なら
ちょっとした間違いであっても、誤解をする人がたくさん発生します
だから、安倍政権を「小さな政府」だと批判を加える前に
「小さな政府」という言葉に悪印象を与えてしまう前に
本当に安倍政権は「小さな政府」と言えるのか?それをこそ問うていただきたいのです
私は、今の自民党、特に安倍政権は「大きな政府」だと考えています
緊縮財政だから小さな政府だ、というのは間違っています
今のトランプ政権のように、元々は小さな政府であっても、”お金を使うときには使う”
これが小さな政府なのだと思います
それで、まずですね、小さな政府は「減税思考」なんです
これが第一点
減税によって民間人の可処分所得を増やし、労働意欲を引き上げ、経済拡大によって税収を増やす
これが小さな政府の思考です
安倍政権は”増税思考”ですよね、つまり安倍政権は大きな政府なんです
次にですね、大きな政府は国民の生活の面倒を見るために予算を使う、ばらまく、これをやります
教育無償化など、これもまさに「大きな政府」の典型ですね
これが第二点です
これもまた安倍政権に当てはまりますね、つまり安倍政権は「大きな政府」です
「小さな政府」とは、
民間が持っている活力を引き出し、経済成長を引き出すための
”補助的な役割を担うのが政府だ”、という考え方なんですよ
小泉純一郎やパソナの役員になっている某竹中元大臣らがやったのは、これは小さな政府じゃなくてね
あれはグローバリストのお先棒を担ぐために小さな政府という言葉を利用しただけなんですよ
「民間にできることは民間に任せる」、という言葉で、外国から民間経済への介入をしやすくしただけ
なんですよ。。。つまり、彼らは単なるグローバリストの犬なんです
自国の経済を成長させるための哲学がないと、これは「小さな政府」だとは言えないんです
参考までに
トランポノミクスという書籍には、GDPと労働のことがうまく短い言葉で説明されています
トランポノミクス 書籍はこちら↓
トランポノミクス
英語版から一部抜粋させていただきます
第四章 THE CROWN JEWEL OF THE TAX PLAN(王冠の宝石のような税制プラン)より
Larry was especially insistent that "a corporate tax cut is a middle-class tax cat." (中略)GDP growth comes from two, and only two, factors; how many people are working and how productive they are.
ラリー(ラリー・クドロウ)はとりわけ「法人税減税は中流階級への減税だ」と強く主張した。(中略)GDP成長は2つの、ただ2つのファクターからなる;どれだけ多くの人が働いているか?そして彼ら(労働者)がどれだけ生産的であるか?だ。
私はこの言葉を聞いて「なるほど」と思いました
例えば、小泉-竹中コンビのやった派遣法の改革は、つまり。。。
いつでも企業が首を切れる人材を、できるだけ安い経費で、「派遣社員」として使えるようにする
ということなので、GDPが成長できないモデルを想定しているわけです
GDP成長=労働者人口の増加 × 一人あたりの賃金の増加
なので、派遣社員を増やせば賃金は下がり、不景気になって派遣社員が首になれば労働人口も減る
つまり、小泉-竹中は、日本を成長させないように改革したわけです
今の安倍内閣でもそうです
最低賃金を引き上げればいいと思うかもしれないが
物が売れなければ高い賃金の労働者は解雇されるだけ
もしくは生産をより自動化して雇用が減らされるだけ
なので、その逃げ道として、いつでも首の切れる給料の安い派遣社員にしわ寄せが行くわけです
今の日本はつまり、成長できないモデルになっているわけです
長くなりました、続きはまた
おっしゃられることは一々、「お説ごもっとも」というものが多いのですが
三橋さんの「小さな政府批判」については、やはり「そこは間違ってますよ」と何度も指摘しておきたい
おっしゃられる趣旨は分かりますが、三橋さんほどの影響力のある方なら
ちょっとした間違いであっても、誤解をする人がたくさん発生します
だから、安倍政権を「小さな政府」だと批判を加える前に
「小さな政府」という言葉に悪印象を与えてしまう前に
本当に安倍政権は「小さな政府」と言えるのか?それをこそ問うていただきたいのです
私は、今の自民党、特に安倍政権は「大きな政府」だと考えています
緊縮財政だから小さな政府だ、というのは間違っています
今のトランプ政権のように、元々は小さな政府であっても、”お金を使うときには使う”
これが小さな政府なのだと思います
それで、まずですね、小さな政府は「減税思考」なんです
これが第一点
減税によって民間人の可処分所得を増やし、労働意欲を引き上げ、経済拡大によって税収を増やす
これが小さな政府の思考です
安倍政権は”増税思考”ですよね、つまり安倍政権は大きな政府なんです
次にですね、大きな政府は国民の生活の面倒を見るために予算を使う、ばらまく、これをやります
教育無償化など、これもまさに「大きな政府」の典型ですね
これが第二点です
これもまた安倍政権に当てはまりますね、つまり安倍政権は「大きな政府」です
「小さな政府」とは、
民間が持っている活力を引き出し、経済成長を引き出すための
”補助的な役割を担うのが政府だ”、という考え方なんですよ
小泉純一郎やパソナの役員になっている某竹中元大臣らがやったのは、これは小さな政府じゃなくてね
あれはグローバリストのお先棒を担ぐために小さな政府という言葉を利用しただけなんですよ
「民間にできることは民間に任せる」、という言葉で、外国から民間経済への介入をしやすくしただけ
なんですよ。。。つまり、彼らは単なるグローバリストの犬なんです
自国の経済を成長させるための哲学がないと、これは「小さな政府」だとは言えないんです
参考までに
トランポノミクスという書籍には、GDPと労働のことがうまく短い言葉で説明されています
トランポノミクス 書籍はこちら↓
トランポノミクス
英語版から一部抜粋させていただきます
第四章 THE CROWN JEWEL OF THE TAX PLAN(王冠の宝石のような税制プラン)より
Larry was especially insistent that "a corporate tax cut is a middle-class tax cat." (中略)GDP growth comes from two, and only two, factors; how many people are working and how productive they are.
ラリー(ラリー・クドロウ)はとりわけ「法人税減税は中流階級への減税だ」と強く主張した。(中略)GDP成長は2つの、ただ2つのファクターからなる;どれだけ多くの人が働いているか?そして彼ら(労働者)がどれだけ生産的であるか?だ。
私はこの言葉を聞いて「なるほど」と思いました
例えば、小泉-竹中コンビのやった派遣法の改革は、つまり。。。
いつでも企業が首を切れる人材を、できるだけ安い経費で、「派遣社員」として使えるようにする
ということなので、GDPが成長できないモデルを想定しているわけです
GDP成長=労働者人口の増加 × 一人あたりの賃金の増加
なので、派遣社員を増やせば賃金は下がり、不景気になって派遣社員が首になれば労働人口も減る
つまり、小泉-竹中は、日本を成長させないように改革したわけです
今の安倍内閣でもそうです
最低賃金を引き上げればいいと思うかもしれないが
物が売れなければ高い賃金の労働者は解雇されるだけ
もしくは生産をより自動化して雇用が減らされるだけ
なので、その逃げ道として、いつでも首の切れる給料の安い派遣社員にしわ寄せが行くわけです
今の日本はつまり、成長できないモデルになっているわけです
長くなりました、続きはまた