暮らしのなかで

ポメラニアンと共につぶやいています。

年金繰り下げ受給の落とし穴【2】

2020-02-05 06:17:41 | 暮らしの中で


現在、年金開始年齢は原則65歳だが、それを前倒しして60歳-64歳の間に受け取る
    繰り上げ受給かまたは先送りして66-70歳の間に受け取る繰り下げ受給を選択出来る。
前者の繰り上げ受給は、早く受け取る分受給額が減る、具体的には、1ヶ月早める毎に0.5%・・
      1年で6%減額される5年早めて60歳からでは受給額が30%減額される。

反対に繰り下げ受給は、1ヶ月遅らせる毎に0.7%,1年で8.4%増えるので、70歳からでは42%増える   
     例えば・・国民年金を通常通りの65歳で満額受け取ると年78万100円・・
これを60歳に繰り上げると54万6070円に減り、反対に70歳繰り下げると110万7742円に増える。

来年4月には、政府は70歳まで働けるように会社に努力義務を課しますが、それと同時に、
     繰り下げ受給はさらに5年間延びて、75歳まで繰り下げになる見込みだ・・
一見、年金額が増える繰り下げ受給の方がお得なようにみえるが、しかし、繰り下げ受給は、
予約は出来なく、繰り下げるためには66歳以降受給したい時に年金事務所に手続きに行く必要あり、
その頃にはボケていたり体調不良で動けない事情で手続きが出来なければ受給は出来ない。

政府はどうしたら国民に年金を払わずに済むかを考えるのに躍起だ・・その狙い撃ちされるのは
全国に約870万人の専業主婦(第3号被保険者)の年金だ払わなければ年金財政は楽になると算盤を
弾いているいずれ廃止されるのは規定路線となっている・・・そんな風前の灯なれば制度廃止前に
繰り上げ受給が有効だ・・・厚労省のデ-タでは2018年の繰り下げ受給者は全体の1.5%に過ぎず、
一方で繰り上げ受給は30.8%にのぼっており、明らかに後者の方が多いのである・・・・

繰り下げ受給を選ぶ人の大半は、生活に大きな余裕がある人で、このご時世にそんななに多くなく、
     一方で繰り上げ受給者は、生活に余裕のない人もいますが、多くは・・・
【このままいくと年金を受け取れなくなる、もしくは大幅に減らされるのではないか】という、
     年金制度の将来への不安を抱え、前倒し受給を選択しているのでしょう。
団塊世代の皆様は如何お考えだろうか‥参考になればと一筆計上しました・・ありがとう

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