アルミホイールのバレル研磨日記

アルミホイールの研磨状況などの紹介

共豊・シャレンのカスタマイズ途中経過

2017-04-08 15:31:30 | ホイール研磨
 今日はあいにくの雨で仕事をするにはうってつけです(笑)。
でも、これ書いたら「和の湯」に行って疲れ取ってきますよ~。

 今回のホイールは結構レアなホイールなんです。共豊シャレン・・・。
シャレンブランドは今も現行なんですが、このホイールは販売期間が短く(2年)物も少ないとのことです(メーカー談)

 現状のカラーは3Dブラッシュドなんですがこれをポリッシュにゴールドのキャンディー、インリムはレッドとかなりな斬新さで完成した時の全体像が楽しみです。

ある程度工程が進んだのでレポしておきます。うちに依頼されているお客さんは結構このブログを見てくださっていますので、進行状況とかわかって安心するそうです。なので可能な限り今後もレポUPしていきますね。


3Dブラッシュドの3Pホール



ヘアラインが直線デザインを強調



分解作業、この時あり得ない問題発生(発見)



このL型バルブがどうしても抜けない・・・。
よく見ると貫通穴が小さいではないか!!



ボルトホールをチェックしたらやはり組違い
本来はバルブ用の穴は大きくインリムと合わせて大きい同士で組みますが、このホイールはずれて組んでいました。
理由はmade in ch〇〇〇だからです。

30年以上ホイールリペアやってる友人に聞いたら
「あ~~そんなのたまにあるよ!!」とのこと・・・。

ホイールって重要保安部品だしJWLやJAWAの規格基準をクリヤしてるはずなんですがね~。


分解後は塗装剝離屋さんに流動し丁寧にはがしていただきました。


ディスクはサンディングしたのちバレル研磨やバフ研磨して鏡面に仕上げます。


塗装剝離後のディスク



サンディング中



サンディング中



リムはアウトリムのみ鏡面なのでインリムとセットにし自動バフ研磨です。



荒研磨、中間研磨、仕上げ研磨と段階を踏んで仕上げていきます。



バフ中



途中経過



完成しました。

光沢感がちょいと無いです。研磨剤もいじりましたがあまり変わりません、おまけにピンホールが多いのに驚きました。内側も外側もすべてヘアライン掛けしていますのでもしかしたら欠陥隠しのために・・・といった余計な事を考えてしまいます。
光沢が一般的な板リムとは材料系が違うと思います。ピンホールが多いのでもしかしたら鋳造リムかもしれません。

この後ディスクの鏡面研磨が終わりましたら友人である塗装の神様に流動し
最後のお化粧をお願いします。