パウダーキャンディースモークブラック塗装

　なんとも長い名前の塗装です。

先日（この時）弊社で３Ｄブラッシュドしたホイールを、信頼置ける塗装屋さんにお願いし本日お化粧して帰ってきました。

その塗装が「パウダーキャンディースモークブラック」
平たく言いますと薄い黒色の厚塗りクリヤー塗装で見た感じ飴玉なようにこってりとしている。パウダーは粉体塗装のことです。



野外で見るとさらにこってり感があっていい、スモークブラックもヘアラインを引き立たせながら落ち着いた雰囲気があり良いですね。。



別角度から


少し眺めたら依頼主のとろろに転送です。


ではよい週末を・・・。。

ＢＭＷ・Ｍホイールとウエッズ・レオニスの天面ポリッシュ

　最近の大きな話題では豊洲とオリンピック会場などがありますね。静岡県の私には直接はかかわりはないけど豊洲問題はお役所が物を作るとこうなるの見本みたいなもの。企業は自前でやりますから真剣のうえに慎重に計画実行するのにと考える。
　会場問題も各団体の長老がレガシー！レガシー！！とスバルの宣伝かと思うぐらいおっしゃていますが、遺産の判断は後世なってからの話でどうも箱物が大好きな年代の方々が動くとこうなるんだと・・・思う次第ですがね。。


　今回もＭシリーズ用のホイールの天面ポリッシュ、ウエッズのレオニスの天面ポリッシュです。仕上がりの写真はありませんがバフ研磨後とバレル研磨の状況をちょこっと。


Ｍ用ホイールのバフ研磨後
この後洗浄→バレル→ウエットバフ→洗浄



レオニスのバフ研磨後
この後洗浄→バレル→ウエットバフ→洗浄



バレル研磨



工場内物が増えてきた・・・。



ホイールの内側のバフ風景



名前はジョエル
ビリージョエルじゃないよ（笑）
フィリピン人のスタッフで自動バフ研磨機のオペレーターです。プログラミングからメンテナンスまですべてマスターしていますので頼りになります。

最近、ドゥテルテ大統領が来日してからうちのフィリピンスタッフは何だか元気になったようでちょいと「うるさい」（笑）
支持率８０％以上だから仕方がない。

どっかにわが国を任せてついていこうという人は現れないですかね。。

　

ホイールの裏側（内側）を研磨？？

　ようやく冷え込んできましたが、まだまだ太平洋側と日本海側の高気圧のせめぎあいが続くようですね。

今日はホイールの裏側の研磨についてです。

時々、内側も鏡面にしてくれと以来あります。目的はスポークの間から内側が少し見えますがその時光っているほうがかっこいい！！
ごもっともですがすぐにブレーキダストで汚れるし掃除もままならないのですがね・・・。

外観以上に機能面から鏡面処理する場合があります。
目的は熱対策です。では鏡面と熱対策はどのような関係があるかといいますと、輻射熱という言葉がありますが、ホイールの場合ブレーキをかけた時の発熱やディスク板からの熱をホイールが受けてしまいます。
と言いましてもこれは自動車レースの極限状態での話ですがね、つまりレースの世界ではそこまでやるってことなんです。

この熱対策ということでは私がずっと昔にお世話になっていた会社ではずいぶんいろいろやりましたよ。当時は２サイクルエンジンが主流で高出力化によってピストンが溶けてしまう問題がよく発生していました。
ピストンの天面にセラミック溶射したり、アルマイトしたり、鏡面鍍金したり・・・とにかく断熱によさそうなことはすべてテストしました。その中に鏡面化して熱を反射するということも行ったんです。

と、いったことをホイール研磨していて思い出しました。

３Ｄブラッシュド研磨

３Ｄブラッシュド
すべての面がブラッシュド（ヘアライン）されていることを意味します。

今回の依頼は多本スポークのため相当な時間をかけて作り上げました究極の逸品です。
しかも、塗装はキャンディスモークブラック・・・。
とりあえず研磨まで行いましたのでその様子をどうぞ。。


まずは鋳肌の除去からサンディング



サンディング



こんな歯医者で使うような道具も出動



ヘアライン付け（道具はマニアック）



ヘアライン付け



天面は綺麗にヘアライン付け



研磨完成です。
ブラッシュドはホイールカラーではほんとに工芸品です。


次工程は私の信頼する塗装がうまい仲間の所にてパウダーキャンディースモークブラック
の塗装をお願いしました。

出来上がりが楽しみです。

では皆様よい週末をfujiyoshiはテント持って山に行ってきます。

またまた天面ポリッシュ！！

　ホイールのデザイン面の表面のみを鏡面研磨することを、うちでは天面ポリッシュと呼んでいます。今回もこの依頼で入荷しました。



依頼品のホイールで、外周部にガリ傷が発生していました。



まずはお決まりの＃２４０～＃６００のサンディング



バフ研磨



バフ研磨



バフ研磨が終わった状態でこの後洗浄



これもいつものバレル研磨



仕上げにウエットバフで艶出し



完成しました。この後塗装屋さんでクリヤ塗装です。