平成24年11月 4日 日曜日
「コーチセミナーから~機動バスケ構築のために…2012」
これは、以前に聴講したバスケのコーチセミナーで、現在トヨタ紡織監督の中川文一氏が、全日本女子バスケのヘッドコーチの時に話されたものです。
当時の中川文一氏が、ロンドンオリンピックへ向けて、女子バスケチームの目指す方向性について述べたものです。
この内容は、男子バスケも基本的には共有すべきことであると思います。
まず全体事項として、以下の8点を挙げられました。
1.スピードとブレイク
2.シューティングバスケ
3.プレッシャーDF
4.ニュートラルボールの強化
5.ノーミスバスケボール
6.4番(PF)と5番(C)のオールラウンド化
7.よりアグレッシブで躍動感あるバスケ
8.日本人の特性を活かした、日本人にしか出来ないバスケ
それでは各項目の概要についてです。
1.スピードとブレイク
「世界最速を目指す!」…とにかくボールを前に!
●DFリバウンドとカウントされてからのスタートダッシュ!
・リバウンドから1番にボールを繋ぐ…3線速攻~ミドルレーンカッティング(ダウンザミドル))
・カウント時は4番から1番へ…スローインの速さ + サイドライン速攻
・先端での攻め…スピードで走り込み流れを作る~モーションOF
2.シューティングバスケ
「世界最高のシュート率を目指したい!」
●如何にイージーなシュートを打てるか
・無理なシュートは確率が落ちる。
個人のシュート技術だけではなく…シューティングに持っていくまでのリズムを作ること
そのためにDFを崩し、気持ちよくシュートが打てていること。
・そのシュートを入れ切れることを大切にしたい。
「日々の打ち込み!」…「打つ」だけでなく、「打ち込む」~ボールをゴールに入れ切ること
「ライブシューティング」が必要…練習の中でゲームライクなシューティング!
3.プレッシャーDF
「うるさく守る!」
一方で、引くDFとは…ボールマンにプレスし、それ以外は、ゴールを固く守る!
・ボールマンプレッシャー
トレース…ハンズアップして足でコースをふさぎながら、ボールをトレースし、インサイドのボールを止める!
・1 カウントディナイ…3線のフラッシュチェック! & ディナイ
・オフボールスクリーンに対してファイトオーバー!
・ピック&ロールへの対応
ピック&ロールは世界の潮流
さらに、今はロールインよりも、ポップアウトから…190cmクラスが、アウトサイドから
シュートを沈めてくる。
これに、いかに対応するかが課題。
・センターのDF…「ベタつき」のDFが有効だが、ドライブインへのカバー対応をどうするか?
以下の五つのNo DFの実践!
『No Switch , No Line ,No Faull, No Shoot , No Pass in 』
4.ニュートラルボールの強化
「リバウンド・ルーズの奪取!」
●DFリバウンドでは…相手のシュートは1回にする!
・相手を見失わない…Don't Look the Ball
・飛び込んでくる相手に体を当てる!…しかし、最後はボールに飛びつく!
●OFリバウンドでは、シュートとOFリバウンドの直結!
「行けない」のではなく…「行かない」というケースが多い。
特に、1番と2番の飛び込みリバウンドは有効!
(JAPANの吉田選手がいい例)
そのためには、味方のシュートモーションと合わせること!
5.ノーミスバスケ
「大差で勝つことは困難…小さな差で勝利をつかむために!」
●正確で確実で、しかも速く、強いボールコントロールと、ボディーワークと、タイミングコントロール!
小さな問題を見過ごさない!
6. 4番と5番のオールラウンド化
「5メンガードor5メンフォワードの実践!」
●アウトサイドシュートを入れ切る…4番・5番
・OFエリアを広げ、アウトサイドシュート + ドライブインの突破力
・ムービングレシーブからの攻撃力
・パスの瞬間的なさばき…
・スクリーン技術を培っていきたい
・ファウルをもらうプレー
7. よりアグレッシブで躍動感あるバスケ
「チーム体力が必要!」
ひとりひとりに、プレイタイムをシェアする厚い選手層の養成が必要。
8. 日本人の特性を活かした、日本人にしか出来ないバスケ
・ガマン強い
・勤勉
・責任感
・あきらめない精神
・ち密
・思いやる心
・礼節
以上の8個の項目を具体化させていくことが…中川オリジナルです。
次の世界に向かって…頑張れ!ニッポンバスケ!
「コーチセミナーから~機動バスケ構築のために…2012」
これは、以前に聴講したバスケのコーチセミナーで、現在トヨタ紡織監督の中川文一氏が、全日本女子バスケのヘッドコーチの時に話されたものです。
当時の中川文一氏が、ロンドンオリンピックへ向けて、女子バスケチームの目指す方向性について述べたものです。
この内容は、男子バスケも基本的には共有すべきことであると思います。
まず全体事項として、以下の8点を挙げられました。
1.スピードとブレイク
2.シューティングバスケ
3.プレッシャーDF
4.ニュートラルボールの強化
5.ノーミスバスケボール
6.4番(PF)と5番(C)のオールラウンド化
7.よりアグレッシブで躍動感あるバスケ
8.日本人の特性を活かした、日本人にしか出来ないバスケ
それでは各項目の概要についてです。
1.スピードとブレイク
「世界最速を目指す!」…とにかくボールを前に!
●DFリバウンドとカウントされてからのスタートダッシュ!
・リバウンドから1番にボールを繋ぐ…3線速攻~ミドルレーンカッティング(ダウンザミドル))
・カウント時は4番から1番へ…スローインの速さ + サイドライン速攻
・先端での攻め…スピードで走り込み流れを作る~モーションOF
2.シューティングバスケ
「世界最高のシュート率を目指したい!」
●如何にイージーなシュートを打てるか
・無理なシュートは確率が落ちる。
個人のシュート技術だけではなく…シューティングに持っていくまでのリズムを作ること
そのためにDFを崩し、気持ちよくシュートが打てていること。
・そのシュートを入れ切れることを大切にしたい。
「日々の打ち込み!」…「打つ」だけでなく、「打ち込む」~ボールをゴールに入れ切ること
「ライブシューティング」が必要…練習の中でゲームライクなシューティング!
3.プレッシャーDF
「うるさく守る!」
一方で、引くDFとは…ボールマンにプレスし、それ以外は、ゴールを固く守る!
・ボールマンプレッシャー
トレース…ハンズアップして足でコースをふさぎながら、ボールをトレースし、インサイドのボールを止める!
・1 カウントディナイ…3線のフラッシュチェック! & ディナイ
・オフボールスクリーンに対してファイトオーバー!
・ピック&ロールへの対応
ピック&ロールは世界の潮流
さらに、今はロールインよりも、ポップアウトから…190cmクラスが、アウトサイドから
シュートを沈めてくる。
これに、いかに対応するかが課題。
・センターのDF…「ベタつき」のDFが有効だが、ドライブインへのカバー対応をどうするか?
以下の五つのNo DFの実践!
『No Switch , No Line ,No Faull, No Shoot , No Pass in 』
4.ニュートラルボールの強化
「リバウンド・ルーズの奪取!」
●DFリバウンドでは…相手のシュートは1回にする!
・相手を見失わない…Don't Look the Ball
・飛び込んでくる相手に体を当てる!…しかし、最後はボールに飛びつく!
●OFリバウンドでは、シュートとOFリバウンドの直結!
「行けない」のではなく…「行かない」というケースが多い。
特に、1番と2番の飛び込みリバウンドは有効!
(JAPANの吉田選手がいい例)
そのためには、味方のシュートモーションと合わせること!
5.ノーミスバスケ
「大差で勝つことは困難…小さな差で勝利をつかむために!」
●正確で確実で、しかも速く、強いボールコントロールと、ボディーワークと、タイミングコントロール!
小さな問題を見過ごさない!
6. 4番と5番のオールラウンド化
「5メンガードor5メンフォワードの実践!」
●アウトサイドシュートを入れ切る…4番・5番
・OFエリアを広げ、アウトサイドシュート + ドライブインの突破力
・ムービングレシーブからの攻撃力
・パスの瞬間的なさばき…
・スクリーン技術を培っていきたい
・ファウルをもらうプレー
7. よりアグレッシブで躍動感あるバスケ
「チーム体力が必要!」
ひとりひとりに、プレイタイムをシェアする厚い選手層の養成が必要。
8. 日本人の特性を活かした、日本人にしか出来ないバスケ
・ガマン強い
・勤勉
・責任感
・あきらめない精神
・ち密
・思いやる心
・礼節
以上の8個の項目を具体化させていくことが…中川オリジナルです。
次の世界に向かって…頑張れ!ニッポンバスケ!