バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

発展途中の子供達…2012

2012-11-28 07:28:18 | やっぱりミニバス!
平成24年11月28日 水曜日
 
「発展途中の子供達…2012」


昨日の『ミスをするから成長する』の続きです。

人は精密機械ではありません。

まして子供達は、コーディネーション系の神経が発達途上にあるゴールデンエイジ世代です。

その運動神経が開花する時期には子供によって幅がありますが、必ず実を結び開花します。

運動が得意な子供、不得意な子供といますが、体を動かすことが嫌いな子供はほとんどいないでしょう。

子供は走り、飛び、動き回るという…遊ぶことで運動神経が発達していきます。

その子供達は人間ですから、いつも同じように調子がいいわけではありません。

体調がすぐれなかったり…、なぜかわからないけれど、いつもは入る簡単なシュートを外します。

いわゆる…やろうとするけれど、空回りしている状態です。

これは人は、体と心で生きているからです。

心の想いが…体で表現することに大きく影響するのです。

そして首を傾げながら、いつもは入るシュートが入らないと悩みます。

心の状態が影響しているのですが、体の動きも少しぶれているのです。

それは体が成長しているからです。

成長しているから、体のバランスがずれるのだと思います。

そんなことは子供自身にはわかりません。

その調子の悪さが心を悩ませ…、さらに調子を悪くしていき、ミスを繰り返すのです。

コーチは、その子供の心をしっかり見てあげなくてはなりません。

集中しないことでミスをしているのか?

集中しているけれどミスをしてしまうのか?

コーチは見守るのか?

厳しく指導するのか?

慎重に判断しなければならないと思います。

集中しているけれど、体のバランスがくずれていることでミスをしているときは、

失敗をしても…、むやみやたらに叱らないことです。

基本を押さえた、正しいやり方を追求することが大切だと思います。


失敗をして、考えて、心でイメージして自分で修正を繰り返すことで…

その成長のバランスに子供達自身がアジャストしていくのです。

大人になってからも人である限り失敗をするのです。

大切なのは、その失敗を失敗として捨てることなく、その失敗を見つめそこから学ぶことです。

その原因を試行錯誤しながら、あきらめずに追究していくことです。

その失敗の原因を追究することは…子供自身が直そうという気持ちを持ち、直そうとして行動するために、

周りのコーチや大人達は、一緒に原因を追究する姿勢で接することです。

失敗を責めても、その失敗に悩んでいるのは子供自身です。

すべてのプレーは、
『準備』
『実行』
『結果』
『修正』
という流れで回り続けるのです。

これが回り続けることでプレーは繋がっていきます。

このサイクルで目につくのが…『結果』です。

『結果』の良し悪しでプレーを判断することが多いのがコーチです。

コーチは子供達のプレーのサイクルを見るべきです。

準備をしていたか?

実行にスムーズに移っていたか?

たまたま結果がうまくいっただけなのか?

結果を修正して…次に繋ぐ準備をしていたか?

この繰り返しなのです。

このサイクルは…人生を生きていく流れ自体に当てはまるものだと思います。

バスケと出会った子供達にとって、バスケをひとつのスポーツ競技としてだけではなく…

これから先の長い人生に対する、ひとつの練習として取り組んで欲しいと思っています。

そして、バスケとの関わりを通じた人間形成を第一に考えていって欲しいと思います。

子供達だけではなく、指導者、保護者の方も一緒になって、ミスを恐れずに、今より半歩一歩と、

『準備』
『実行』
『結果』
『修正』

というサイクルが、スパイラルに向上するように まわしていって欲しいと思います。

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