バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

コーチとは…コーチの語源から

2011-11-07 00:40:07 | やっぱりミニバス!
平成23年11月7日 月曜日
 
「コーチとは…コーチの語源から」


昨年の12月に東京ビッグサイトで行われた、

『スポーツ・サイエンス・テクノロジー 2010…バスケセミナー』

に参加し、そのクリニック講義を聞いて来ました。


そこで、全日本女子バスケコーチの中川文一氏の…

「ロンドンオリンピックへ向けた女子日本代表チームの挑戦」

と題する講演で、
中川文一氏が冒頭に、

『コーチの語源』について紹介し話されました。

それは、中川氏が描いているコーチ像の話しでした。


そのことから、
コーチとは何かということを教えられたものです。


さて、
コーチという言葉の由来は…

ハンガリーの町から生まれた、

「コチ」という西洋式四輪馬車を由来としているそうです。

そこから、
時代を変遷して…

1840年代には、
オックスフォード大学に入るための家庭教師をコーチと呼ぶようになり、

1860年代には、
その大学のボート競技の指導者をコーチと呼ぶようになりました。

そもそも、
コーチとは牽引する者であり…

牽引される人は大事な人達なのです。

コーチのために牽引するのではなく、

大事な人達が開花するために牽引する者なのです。

その大事な人達を
しっかりと目的地まで送り届けるというのが、

コーチという指導者の役割なのです。

ですから、
コーチは上から目線ではなく…

自己満足を得るためではなく…

選手という大事な人達が目指す物を共有して、

そこに向かって共に歩む者であり、

その方向の道筋を示して行う者であり、

最終的には選手自身が考えて進むべき道を発見するように導く者なのです。

そこに向かう物事とは
選手の夢と希望であり…

一段づつステップバックしながらも目的地を目指して歩むことです。

そのためには、
指導者としてのコーチは、

大事な選手を目的地まで送り届けるという使命を忘れることなく、

選手自身の自主性を育みながら…

選手自身が考えて行うことを育むことが大事なのです。

指導者の経験は指導する上で大事なことではありますが、

『俺の指導に間違いはない』

という思い込みに陥ることは間違いです。

過去の経験や知識は大切なことですが…

それから脱却できないコーチは、大事な選手達の将来を潰していることに気付くべきです。

コーチは自ら明日を創造し、

新しい知識を自分の物にして…

大事な選手達をさらに高い目的地に送り届けなければならないのです。

すべては、
次代を担う選手達のためにコーチは存在し、

その役割を果す責任があるのです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。