バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

目標と欲求...2014

2014-01-27 06:56:04 | やっぱりミニバス!
平成26年 1月27日 月曜日
 
「目標と欲求...2014」


数年前の、NHKの「クローズアップ現代」で、プロゴルファーの石川遼 選手のことが取り上げられていました。


彼の小学校の卒業文集には、「18歳で日本オープン優勝!20歳で全米オープン優勝!」と書かれてありました。

小学生の頃から、夢を持ち、それを夢としてではなく...明確な目標としていたのです。

彼についているトレーナーが語るには、トレーニング中の彼の集中力の高さや、常に向上することを意識して、自分の身体を単にいじめるのではなく、

何故そうするのか、何をするべきなのか...を自分自身で考え、納得して、自分の身体を追い込み、鍛錬しているとのことです。


大リーガーのイチローと通じるものがあるようです。

小学校4年生のときから、父親の指導を受け、ゴルフによる明確な目標を設定したのです。

TVゲームもせず、友達と遊ぶこともなく、ひたすら父親の厳しい指導を受け続けたのです。

彼は語っていました。

「確かに厳しかったです。しかし、もっと厳しくして欲しいという思いがありました。

目標を手にするためには、厳しい練習が必要だと思いました。」

彼にとって、遊び盛りの子供達がやっていることが…彼のやりたい欲求ではなかったのです。


彼の欲求と目標は一致していたから、目標を実現するための練習は…もっと厳しくして欲しいという欲求だったのです。

普通、夢を目標に、その目標を手にするためには、自分がやりたい欲望という欲求を犠牲にしなければならないと思います。


例えば、「原因と結果」という本には、次のように書かれています。

『自分自身を何かの目標に向けて向上させようとする者は、その目標を達成するためには、それを阻害するあらゆる…欲望を抑えるために、大きな自己犠牲を払わなくてはならないのです。

目標に向かって頑張っているけれど、いっこうに、それを手にすることが出来ないと思っている普通の人達が、その目標を達成できないのは、

自分の向上心や行動が足りないのではなく、自分を取り巻く、まわりに原因があると思い込むのでしょう。

だから、自分が望む結果を得ることができないと思うのです。』…と


さて、目標を手にするために常に向上することを意識している人は…

自分を取り巻くまわりのこと…誘惑、安易、快楽、悦楽、不満、他律など

これらのことから自らを隔絶する、強靱な精神力を持っているのでしょう。

これは、言うは易く行うは難しです。

その精神力は、「心」にあるのだと思います。

一番、強い「心」のあり方は…

自分が目標とするものと、自分の欲望が同じものであるときだと思います。

そのような「心」であれば、

第三者が見て、異常とも思えるような…

目標にひたすらに向かう、厳しい修行とも言える鍛錬を自ら為すことができるのでしょう。

その彼の目に映っているのは、目標を手にしたときの自分の姿なのでしょう。


頑張っている…若きケイジャー達へ

それぞれの目標に向かって、しっかりとした自分の「心」を創造し、歩いてください。


夢を持ち、夢を目標として、目標は必ず手にするという、向上心を忘れずに…

そこに向かって、一歩づつ確実に歩んで下さい。

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