仏 警察官が17歳少年射殺 各地で暴動止まらず 拘束者の約3割が未成年(2023年7月1日) - YouTube
フランスで北アフリカ系の17歳少年が警察官に射殺されたことに抗議する動きは暴動に発展し、全土へ広がっています。身柄を拘束された人の平均年齢は17歳と、未成年が多かったことが明らかになりました。 アップルストアの窓ガラスを壊しフードで顔を隠し、商品を略奪しています。 パリ近郊で先月27日、北アフリカ系の17歳少年が停車命令に従わなかったとして警察官に射殺されました。 フランス各地では「警察による人種差別だ」などと抗議デモが連日続き、一部は暴徒化して銀行や商店を襲撃しました。 ダルマナン内相は、「29日に身柄を拘束した917人のうち、3分の1が未成年だった」「平均年齢は17歳だった」と明らかにしました。 地元メディアによりますと、北部ルーアンで暴動に参加していた19歳の男性がビルの屋上から転落して死亡したということです。 マクロン大統領は「『スナップチャット』や『TikTok』などのSNSが暴動を助長している」などと指摘し、運営会社に過激なコンテンツを削除するよう求める姿勢を示しました。 また、若者が暴動に加担しないように「すべての親たちが責任を持つべきだ」とも呼び掛けています。 [テレ朝news]
「卵かけご飯」香港でブーム 独自に進化「究極のTKG」…ふわふわ“白身→メレンゲ”【Jの追跡】(2023年6月17日) - YouTube
“ある絶品グルメ”で人気のお店には、外国人の姿も…。お目当ての絶品グルメとは、日本の国民食の一つ「卵かけご飯」!今や海外でもちょっとしたブームになっています。 香港では、独自の進化を遂げた「究極のTKG」。一体なぜ、香港で卵かけご飯がブームになっているのでしょうか?その人気の秘密を追跡しました。 ■香港で卵料理は人気だが…“生で食べる習慣なし” 日本の卵の生産量は年間およそ250万トン。99%は国内で消費、残り1%は輸出されていますが、その9割以上、4億個を占めるのが、実は香港。今なぜ、香港で卵かけご飯が人気なのでしょうか? まずは、街で卵かけご飯について聞いてみました。 香港の人:「おいしい!」「初めて食べた時は特別な味がしたわ。やわらかいし香りもあっておいしい」「香港の人は日本料理が大好きなんだ」 「卵かけご飯を食べたことがある」という人は、10人中8人でした。 続いて向かったのは市場。地元産の卵は10個でおよそ250円と、現在の日本の卵よりも少し安い程度です。 店主:「卵は目玉焼きや蒸しても、簡単でおいしいからね。毎日必ず2個食べるよ」 香港でも卵料理は人気のようですが…。 店主:「生では食べない。必ず火を通してから食べるよ」 ■日本の卵の輸入量 3年間で“3倍以上に急増” 生で食べる習慣がない香港でなぜ、卵かけご飯がブームに? そのきっかけになったのが、4年前にオープンした日本料理店「米気(マイヘイ)」。店内はお客さんで大にぎわいです。 人気メニューは、卵かけご飯をメインにした定食。卵はもちろん、お米もすべて日本産。卵とご飯のセットは、日本円でおよそ380円。 来店客:「とってもおいしいわ!。日本の卵は他の国と比べて味が濃いから、ご飯に生でかけて食べるとよりおいしく感じるの」 中華料理といえば火を使うことが多く、生卵を食べる習慣はなかったはずですが…。 来店客:「日本に旅行で行った時に食べてから好きになりました。生でも安心して食べられます」 このお店では、大分県産の新鮮な卵を空輸で取り寄せるこだわりぶり。でも、一体なぜ香港で卵かけご飯を? 日本料理店「米気」 ジョーンズ・チャンオーナー:「香港であまり見掛けない料理をメニューにしたいと思った時、しょうゆと卵を混ぜた日本のご飯なら珍しいし、香港の人は日本料理も卵料理も好きなんです。卵かけご飯も好きになると自信があったので、メニューにしました」 その狙いは、見事的中。見た目にもインパクトがあるとSNSなどで徐々に人気が広まったといいます。 今では「日本の卵はおいしくて安心・安全」、そんなイメージも広がり、家庭でも食べられるようになりました。 香港のスーパーでは、卵コーナーの約半分が日本産。その中には、生食用の卵もあります。お値段は10個でおよそ750円です。 実は、コロナ禍での巣ごもり需要・健康志向もあり「栄養があっておいしい」と評判になっているといいます。日本の卵の輸入量は、この3年間で3倍以上に急増しました。 卵は船便で輸送されることが多く、産卵から香港まで10日ほどかかりますが、生卵の賞味期限は2~3週間。十分鮮度を保てるため、生食用としても流通しているといいます。 ■日本の徹底した衛生管理 「生で食べられる卵」に 海外では食べる習慣がほとんどない生卵。なぜ日本では当たり前のように生で食べられるのでしょうか? 香港に卵を輸出している会社の「生産センター」を訪ねました。検査場の中へ。 京葉ポートリー 竹島弘晃さん:「隣の鶏舎で採れた卵が毎日運ばれてきます。一日90万~100万個」 運ばれて来た卵はまず、洗浄と殺菌をします。 竹島さん:「大腸菌やサルモネラ菌が付着している可能性があります」 そして、卵の表面をたたいて、割れていないかを判別。その後、光を当て血玉などの内側の異常を検知します。 ここでは、作業は完全自動化。つまり、産卵された卵に初めて触れるのは消費者になります。 クレスト 阪東英明さん:「日本は生で食べることを前提としているので、世界的に見ても厳しく衛生管理をしている」 日本の徹底した衛生管理が、世界に誇れる「生で食べられる卵」を支えていたのです。 ■「究極のTKG」 白身をメレンゲに…なぜ? この日、香港で5店舗と急拡大している日本の卵の専門店に向かいました。“進化した卵かけご飯”でブームに拍車を掛けた仕掛け人のお店だといいます。 店名は「たまご園」。店内は、卵のイメージで統一。自慢のメニューは、見た目が可愛らしい5本のたまご串など日本産の卵だけを使ったこだわりの卵料理。 そして、香港で今大人気だという卵かけご飯「究極のTKG」。日本円でおよそ700円。ふわふわとしたこの白い物体、実は、卵の白身をメレンゲにしたものです。 特に、香港の人が好きなサーモンやアボカド、いくらとのマッチングも人気の秘密となっています。 来店客:「白身がクリームみたいにふわふわで、食感が面白いの」 実は、白身をメレンゲにしたのは、見た目以外にも理由がありました。 「たまご園」ENグループ ピーター・ン社長:「メレンゲにすることで、生々しさよりもクリーミーな印象に」 生卵のヌルッとした食感をフワッとに変え、大人気になりました。 卵かけご飯を香港向けにアレンジし、今のブームの仕掛け人と言われるのが社長のピーターさん。卵かけご飯との出会いは、日本のホテル。 ピーター社長:「朝食で日本のホテルには卵かけご飯がある。(旅行に行った時)よく食べていたので、あまり知らない香港の人に伝えたいなという気持ちがあった」 ピーター社長はそれ以来、卵かけご飯の大ファンだといいます。食べ方は日本流、日本産の卵としょうゆ、ふりかけをかけて、朝ごはんの定番メニューにしているといいます。 この大好きな卵かけご飯のおかげで、年商11億円まで急成長したといいます。 日本の文化・卵かけご飯は、香港で独自の進化を遂げていました。 [テレ朝news]