「國家の品格」の藤原正彦先生が 2006/03/12 のフジテレビの報道2001で女系天皇をばっさりと切ってゐて、痛快でした。
司會: 藤原さんは女系天皇には反對(反対)ださうですが、どうしてですか? 藤原: 餘り(余り)にも明らか過ぎて、 1+1はどうして2かと言はれるやうなもので、 答へやうが無い。 譬(たと)へば2000年間男女男女で續(続)いて來たら、 今後永遠に男女男女と決まってるわけで、 或(あるい)は男男女、男男女と桂馬のやうに飛んで來たら、 此れからも永遠に桂馬のやうにする。 或(あるい)はですね、天皇家が毎朝1時間鰯の頭にお祈りしてきたとする、 そしたら今後永遠に鰯の頭にお祈りしないといけない。 傳統(伝統)とは其のやうな物で、ただただただ跪(ひざまづ)く物です。 論理も意義も何も考へる必要が無い。 其の傳統を守ること自身が最も價値(価値)があることだと、 此れを国民がみんな忘れてますね。 (この後、ケンブリッジ大學でのディナーの話。 12世紀からイギリスの白鳥は女王陛下の物で、 食べるのに許可が必要なことに、胸を張る教授の話) 司會: 此の儘(まま)だと天皇家が絶えてしまふかも知れないと、 續ける爲には變(変)へないといけないのかなと云ふ事の中で 女系天皇論が出てきてゐると思ふんですけど、如何ですか? 藤原: 勿論皇室典範を變へないといけない事は當(当)たり前です。 此れは戦後變へられたもの。 あのままでは皇室が危ない。 從って變へ無ければ爲(な)らない。 然(しか)し皇室典範に附いて討議すべきは、 女系か男系か、其のやうな事は討議することすら許さない。 如何にして男系を繋ぐか、此の方法に附いて智慧を集めると。 此れは至急しないといけない事ですね。 男系かどうか、此れはですね、2000年續いた物を捨てるなんて、 國柄中の國柄、萬世一系(万世一系)て云ふのはですね、 中核中の中核、此れを捨てるとか、 議論すること自體(自体)が頭がくらくらします。 (この後、世論や憲法を元にすると云ふことに對(対)して、 痛烈に批判、氣が向いたら書きます)
何故男系で無ければ爲(な)らないのか、 論理の積み重ねで議論するよりも、 言語道斷(道断)でかうばっさり切る事で、 却って納得する人も世の中にはきっと多いでせう。
藤原正彦先生には、もうずっとテレビに出て貰って、 言いたい放題しゃべって戴きたいところです。
此の他にも、小學校での英語教育をばっさり切ってゐました。
ところで藤原先生は「國家の品格」の中で、 日中戰爭を侵掠だとか卑怯だと書いてゐました。 筆者も含め、筆者のブログを讀むやうな人には違和感を覺える所だと思ふのですが、 筆者は週間文春での對談(対談)を見て此の邊(辺)りがすっきりしました。
藤原: 「国家」という言葉を出しただ けでもう右翼だって、間違って攻撃す る左翼もいました(笑)。 阿川: で、読んでみたら資本主義を叩 いてるから「いい本だ!」って(笑)。 藤原: 私は日露戦争と日米戦争は存亡 のため仕方なかった。だけど、満州 はともかく、中国にどんどん行っちゃ ったは「侵略」とハッキリ書いたん ですね。そうしたら、そこに反応して 右翼の人々が怒って来るんですよ。 阿川: へえ。 藤原: 私は右翼でも左翼でもないか ら、「侵略」は「侵略」なんです。昭和に なってからの軍隊の傲慢は多いに反省 が必要です。ただもう百も千も謝って ますから、いまだにペコピコするのは とんでもない。中国が生意気なことを言 った張り倒さないといけない。さも ないと、永久に土下座することになる。
メディアに藤原正彦先生をもっと出せ!と云ふのが良いのかな。
メル突先:
読売新聞:webmaster@yomiuri.co.jp 朝日新聞:kouhou@asahi.com 毎日新聞:simen@mbx.mainichi.co.jp 産経新聞:opinion@sankei-net.co.jp 日経新聞:https://sch.nikkei.co.jp/nikkeinet/ 時事通信社:webmaster@jiji.com 中日新聞:webmaster@chunichi.co.jp 北海道新聞:info@hokkaido-np.co.jp 東京新聞:webmaster@tokyo-np.co.jp 共同通信社:feedback@kyodonews.jp 河北新報社:kahoku@po.kahoku.co.jp 新潟日報:webmaster@niigata-nippo.co.jp 大阪日日新聞:dainichi@nnn.co.jp 神戸新聞:webmaster@po1.kobe-np.co.jp 徳島新聞:jouhou@topics.or.jp 中國新聞:denshi@chugoku-np.co.jp 日刊スポーツ:webmast@nikkansports.co.jp 日刊ゲンダイ:gendai@kcs.ne.jp 夕刊フジ:info@zakzak.co.jp スポーツニッポン:customer@sponichi.co.jp 報知新聞社:webmaster@hochi.co.jp 週刊現代:wgendai@kodansha.co.jp 週刊ポスト:editorial@weeklypost.com 週刊文春:bunshun@ymail.plala.or.jp 週刊新潮:shukan@shinchosha.co.jp AERA:aera@mx.asahi-np.co.jp サンデー毎日:t.sunday@mbx.mainichi.co.jp 噂の真相:web@uwashin.com サンスポ:info@sanspo.com 中日スポーツ:chuspo@chunichi.co.jp 東京中日スポーツ:tochu@tokyo-np.co.jp デイリースポーツ:dsmaster@daily.co.jp 東スポ:iken@tokyo-sports.co.jp 週刊ポスト:editorialstaff@weeklypost.com
毎日の記事によると、「國家の品格」100万部突破ださうです。おめでたうございます。
←1000萬部(万部)賣(売)れたら日本も變はるだらうなと思ふ方はクリック。
毎日新聞 2006/03/14「国家の品格」:新書で最速、100万部突破
数学者、藤原正彦さん(62)著の「国家の品格」(新潮新書)が13日、発行から 124日目で100万部を突破した。新書で100万部突破最速と言われる解剖学者、 養老孟司さん(68)の「バカの壁」(同)より8日早いミリオンセラー達成となった。
「国家の品格」は市場原理最優先の風潮に警鐘を鳴らし、日本人が持っていた美徳を 取り戻すよう主張したエッセー。昨年11月に初版2万5000部が刊行され、12月10日に 10万部を突破。ライブドア事件が明るみに出た今年1月下旬以降、藤原さんがメディアで 同事件についてコメントする機会が増えたことなどから売れ行きに拍車がかかった。 藤原さんは「受け入れられなければ筆を折る覚悟でいたが、思いもかけず大きな反響を 呼んで驚いている」とのコメントを出した。