女性・女系天皇容認は陛下のご意思であるかのやうに吹聴して強引に皇室典範改悪を 推進しようとしてゐる勢力の存在が徐々に明らかになってきてゐます。
詳しくは、 「 Speak Easy 社会 小泉首相も大御心を騙る」を 御覧下さい。良く纏まってゐます。
筆者は現時点では、ジェンダーフリー、男女共同参画を推進する、 所謂フェミと呼ばれる人達と、 宮内庁が無理やり女性・女系天皇を認めさせようとしてゐる といふのは確信してゐます。
O家説もありますが、これに関しては確信するまでには至ってゐません。 女性・女系天皇を認めれば、何れ皇室制度(天皇制)は崩壊するしかありませんので、 皇室を乗っ取っても意味はありません。 乗っ取りが成功しても良し、崩壊しても良しといふ立場の人達の仕業だと考へるのが、 一番辻褄が合います。
関連記事と、朝日の最新の世論調査を御覧下さい。慎重論が台頭してきてゐます。 ただ、 皇室の皇位継承権を国会議決ごときで決められるやうになってゐるのがそもそも異常事態だ、 といふことは未だほとんど知られてゐません。 元々皇室典範は憲法(大日本帝国憲法)と並ぶものであったのに、 皇室弱体を狙った占領政策により無理やり一法律にまで格下げされてしまひました。 本来は国民世論や国会で決めるやうなものでは無いのです。
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皇室典範 首相なぜ改正急ぐ 飛び交う憶測 ポスト小泉候補も慎重論 皇室の歴史上、初めて女系天皇を認める皇室典範改正案をめぐり三日、閣内からも慎重論が噴出した。小泉純一郎首相はひとり、「最後はまとまる」と改正に 意欲と自信を示す。ただでさえ、ライブドア問題などの「四点セット」の追及にあい、苦しい立場になりつつある首相が、改正を急ぐのはなぜか-。その理由の 一つとして、永田町では、根拠のない「天皇陛下のご意思説」も流布されている。(阿比留瑠比)
≪求心力ほころぶ?≫
三日の閣議後の記者会見で、二人の「ポスト小泉」候補を含む閣僚から、慎重論は飛び出した。
「しゃにむにやらなければいけない法案だろうか。男子皇族がまったく生まれないかのごとき前提で話をしている」(麻生太郎外相)
「きちっと国民の合意が形作られ、そしてすんなり決まっていくことが望ましい」(谷垣禎一財務相)
杉浦正健法相は「(旧宮家から)養子をいただけば(男系の)血筋がつながる。検討すべき点は多々ある」と、具体的な対案を挙げ、中馬弘毅 行革担当相も慎重姿勢を示した。政府・与党内の慎重論が勢いを増していることを示すものだ。閣内では、安倍晋三官房長官や中川昭一農水相も、「内心は間違 いなく反対」(自民党筋)とみられる。
党側も、これまでに久間章生総務会長、細田博之国対委員長、片山虎之助参院幹事長らが、党内の混乱を避けるために改正に慎重な姿勢を表明している。さらに「参院執行部は全員が慎重」(関係者)だという。
三日は、民主党有志による「皇室典範改正を慎重に考える会」(西岡武夫会長)の設立総会も開かれ、今国会への改正案提出阻止を当面の課題 として取り組むことを決めた。また、改正に反対する超党派の「日本会議国会議員懇談会」(会長・平沼赳夫元経産相)の下村博文事務局長は、安倍氏と会談。 国会議員の反対署名が、一日の時点からさらに五人増えて、百七十八人(自民党は百三十六人)に達したことを報告した。
与党の公明党も、「党内は割れている。国会議員も女性天皇と女系天皇の違いなどよく分かっていない」(幹部)としており、改正を急いではいない。
与党内からは「九月に辞める人の言うことを聞く必要はない」(自民党若手)、「今回は小泉さんの思い通りにはいかない」(別の公明党幹部)との声も漏れる。首相の求心力にほころびが見え始めた、といっては言い過ぎだろうか。
≪自信の根拠は≫
こうした逆風のなか、「政局の天才」(閣僚経験者)ともいわれる首相が、強硬な姿勢を崩さないのはなぜか。
「(郵政民営化で対立した)平沼氏が、改正反対派の代表格を務めているため、首相も意地になっている」(自民党幹部)や、「首相は皇室の 構造改革を狙っている」(無所属議員)など、さまざまな憶測がなされている。とりわけ“有力な説”とされるのが、「首相は典範改正を天皇陛下のご意思だと 思い込んでいるのではないか」というものだ。
これは、複数の与党関係者が指摘しているのだが、実際、「首相に近い自民党幹部は『陛下のご意思』をほのめかしていた」と証言する改正 反対派の議員も少なくない。ただ、「本当に陛下のご意思なのか」と問い詰めると、あいまいな答えに終始し、根拠は一切示さなかったという。
首相は三日、「皇族の意見を聞かないのか」との記者団の質問に、「直接でなくても、(皇室典範に関する)有識者会議で聞いていると思う」と答え、改正は皇室の意向を踏まえたものだとの認識を示した。
しかし、天皇陛下のいとこにあたる寛仁さまは、日本会議の機関誌「日本の息吹」の中で「(陛下のご意思説は)絶対にありえないと思う」と 断言されている。陛下の叔父にあたる父の三笠宮さまと、母の百合子さまも同様の認識だ、と寛仁さまは明らかにされてもいる。「このほかにも複数の皇族が今 回の改正に反対されている」(関係者)といい、改正が本当に皇室の意向を反映したものかどうかは疑問だ。
朝日新聞 2006/02/04 (リンク先にはグラフの図があり)
テーマ:皇室典範改正 賛否の差はごくわずか
政府が皇室典範の改正案を通常国会に提出します。小泉首相は施政方針演説で「有識者会議の報告に沿って」と述べ、女性・女系天皇を認める方針を明確にしました。女性天皇は歴史上いましたが、母方だけに天皇の血を引く女系天皇はひとりもいません。
今国会で改正すべきかどうか、モニターのみなさんに尋ねると、賛成が反対を上回ったものの、差はわずか3ポイントという結果が出ました。「わからない」も4人に1人いて、世論が割れていることがうかがえます。
賛成派の理由は「男女は平等」が6割を超えてトップ。「天皇制を守るため」は22%でした。「その他」の中には「男の子を産まなければな らないプレッシャーから雅子様を解放してあげたい」(埼玉、51歳)「雅子さんが楽になる」(和歌山、41歳)など皇太子妃を気遣って女性があげる理由も 多数見られました。「天皇制をなくす第一歩」(茨城、56歳男性)という理屈もありました。
反対派の理由は「急いで決めるべきことではない」が7割にのぼります。男系天皇の伝統維持や天皇制廃止論などさまざまな考えが混在しているようです。
昨年11月末、有識者会議の報告直後の朝日新聞の世論調査では「法律を変えて女性も天皇になれるようにした方がよい」が78%、「男性に限った方がよい」が10%となり、皇室典範改正派が圧倒的多数を占めました。この調査は電話で二者択一で尋ねたものでした。
今回「天皇制はない方がよい」「わからない」の選択肢を加えて四者択一で聞いてみると「女性もなれるようにした方がよい」は世論調査より 低い61%でした。さらに「男系の伝統を変えてでも天皇制を維持する必要があると思いますか」と問うと、「ある」は28%にとどまりました。
図にはありませんが、女系の意味は、43%が「知っている」、41%が「知っているつもり」と答えています。回答者の年齢構成は40代が29%、50代が22%、60代が19%、20・30代が21%でした。
(担当 高谷秀男)