≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

浜松市楽器博物館へまた行った。その7(オンド・マルトノ、ハモンドオルガン)

2023-03-09 20:17:56 | 音楽
浜松市楽器博物館へまた行った。その6(ピアノその3) よりつづく

その6 までは弦を張った鍵盤楽器をアップしたが、その7 以降は電気鍵盤楽器、電子鍵盤楽器についてアップする。

オンド・マルトノ↑↓
写真をちゃんと撮らなかったせいでこれしかキャプションを読み取れなかった。浜松市楽器博物館の所蔵資料データベースにも見当たらないんだよな。
でもまあ黎明期の電子楽器として有名なので検索すればすぐに出てくる。 私家版楽器事典オンドマルトノ

オンド・マルトノはフランスのモーリス・マルトノによって1928年頃に テルミン を真似て作られたそうだ。
リボンの中ほどの輪に右手の指を入れて左右に動かすことで音程を決め、左側の引き出しの中のスイッチで音を鳴らし その押し込み加減で強弱をつけるらしい。
分かりやすい説明が浜松市楽器博物館のツイッターにあった。動画もあるよ  音程を定めづらい感じで、ふい~ん という音色はなるほどテルミンに似ているな。
 

よく見るとこの鍵盤は でこぼこした板に白と黒で描かれているだけだ!
のちに改良されてちゃんと鍵盤でも弾けるようになったそうだ。浜松市楽器博物館のツイッターによると、このオンド・マルトノは1930年頃製作で、鍵盤が使えない初期のものの方が貴重なのだそうだ。


パルム・スピーカー 金属弦が張られていたりして共鳴するオンド・マルトノ用の特殊なスピーカー。


プランシパル・スピーカー ふつうのスピーカー。 このスピーカーもオンド・マルトノとセットだ。





電気オルガン "ハモンドオルガン B-3" ハモンド(シカゴ、アメリカ)昭和30年以降

元々は教会の礼拝用だったけれど、ゴスペルとかジャズとかに使われる。  Booker T. Jones: NPR Music Tiny Desk Concert

ペダルは2オクターブ。パイプオルガンは更に上にFとかGまであるから、ハモンドオルガンの方がちょっと少ない。扇形に並ぶタイプだ。


トーンホイールという金属歯車で音を作るのがポイント。
最初は教会で使ったから、そりゃパイプオルガンに似ているわけだ。パイプオルガンと同様に上の倍音をいくつも重ねることが出来る。そしてそれぞれの倍音の音量も操作できる。それはパイプオルガンではなかなか出来ない。


キャプション。


トーンホイールについてのキャプション。金属の歯車が何枚も入っていれば、そりゃ楽器が重くなるわけだ。


レスリースピーカーについてのキャプション。スピーカーの中でぐるぐる回る。オンド・マルトノにはパルム・スピーカー、ハモンドオルガンにはレスリースピーカー。


ところで電気楽器と電子楽器の違いは何か、というと、
「電気楽器(でんきがっき)とは、楽器の作る振動を、電気信号として取り出し、何らかの処理をして音声を出力する仕組みを持った楽器である。電子楽器が電子回路を利用しているのに対し、電気楽器は電気回路を利用している点で異なる」。 ウィキ
トーンホイールを使うハモンドオルガンってどっちよ !?
と思うも、電気楽器なんだな。



   浜松市楽器博物館へまた行った。その8(ウーリッツァー、クロダトーン) へつづく



 

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