
旅の前には、宿やチケット以外は、おおまかにしかスケジュールを立てない私。
ガイドブックに頼らず、ほとんど自分のカンで観光してます。
旅先で自分のツボなものやお店を発見するのが楽しいので、キツキツに予定を組まない、気まま旅が私スタイル。
永楽館は外側からみるだけだと、そんなに見学してみたいという気持ちが起こるというスポットではないかもしれません。
出石國観光協会のガイドさんが、「永楽館は行った方がよい。」と話されていたので、立ち寄りました。
おすすめいただいてよかった!ここは歌舞伎好き、ラブリン好きには必見スポット!!
明治34年に開館。明治期に残る芝居小屋としては近畿地方に現存する唯一のもの。
歌舞伎や新派劇、寄席、活動写真など但馬の大衆文化の中心として栄えたそうですが、昭和37年に閉館。
その後、数十年を経て、平成20年に大改修を終えて蘇ったそうです。
実は私、永楽館に行くまで、こちらで歌舞伎を上演していることを知らなかったのでした。
なんと!半沢直樹でおねえ役の、あのラブリンこと片岡愛之助さんが毎年、こちらで上演される歌舞伎に出演されていたそうで、今年は6回目の開催になるのだそうでs。
平成25年11月5日(火)初日~10日(日)千穐楽
第6回永楽館歌舞伎開催決定
出演 片岡愛之助 上村吉弥 中村壱太郎 坂東薪車
第一部: 開演11:30 第二部: 開演16:00
※ 開場は開演時間の30分前
但し7日10日は、第一部のみの一回公演演目 : 一、伽 羅 紗がらしゃ 一幕
[脚本・演出 水口一夫 ]
二、御目見得 口 上 一幕
三、四変化
弥生の花浅草祭 一幕
[補綴 戸崎四郎]観劇料(全席指定):10,000円(税込)
詳しい内容は こちら からどうぞ
観劇料(全席指定):10,000円(税込)
そして、中へ入ってびっくり!
隅田川のそばにある、平成中村座のような立派な会場なのです。
明治時代の永楽館ができた頃をリアルに再現されているそうです。
明治に作られた芝居子小屋と思うと、ずいぶん立派なものが、出石にはあったわけで、出石のすごさを改めて感じました。
平成の大改修で明治時代の永楽館が復活!。
芝居小屋として一番華やかだった大正11年頃の姿へと忠実に復原されたそうです。
廻り舞台、奈落、花道といった貴重な劇場機構が残っていて、レトロな看板も閉館時のままなので、すでに実在しないお店などもあるそうです。
柱の落書きや傷もそのまま残してありました。
役者さんが化粧を落とすために使った五右衛門風呂もあります。
お風呂は現在は使われてないそうですが、それ以外のかつら部屋や、化粧部屋は現在は楽屋として使われてるそうです。
ラブリンも使っているのかも
天国ならぬ、奈落へ続く階段。
奈落です。
あまちゃんのアメ女の奈落を思い出しますが、ここは高さがないので、さすがに踊れないですが、すごい!すごすぎる。
役者さんが移動に使う地下通路。
かつてはこのような劇場は地方にもあったりしたのでしょうが、現存するものやここまで立派なものはほとんどなかったと思います。
11月15日からの公演、チケットはすでに完売??
歌舞伎とラブリンが好きな方も、もちろん、ここは見学必須です。
映画館や劇場はどこの町にも昔はあったと思うのですが、こんな本格的は歌舞伎座があった出石は芸術に関する意識もずいぶん高かったのですね!
恐るべし、但馬の小京都。
面白いところがたくさん。見所たくさん。
まだまだつづく
■豊岡市指定文化財 出石 永楽館 (いずし えいらくかん)
〒668-0234 兵庫県豊岡市出石町柳17-2
TEL.0796-52-5300
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