風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

松風

2019年11月13日 | 詩吟
水曜日月2回の夢松風のお稽古は、会場の都合で、2週連続で、行われました。

前回は、会歌を復習、今日は、通常のテキストの順番に課題に、戻りました。

基本の形は、大体出来るようになってきたので、次の吟題で、新しく出てきた「譜」を丁寧に説明して練習すれば事足りるはずですが、経験の浅いうちは、違う吟題になったというだけで、難しく感じてしまいます。

新しいのは、難しいというイメージを植え付けてしまったのかと思うと、がっかりする。
新しい吟題には、「心躍る」という風に持って行けなかったのかと、反省しきり。

《初めての人への対応が丁寧すぎたせいもある。
だから、これは通るべくして通る道と、自分で自分を励ます。
物事の表裏一体の矛盾をどう解決する?》


次々と新しい吟題に進んでいくと、仕上がってないのにと思うようだ。
このし上がったという感覚を通常のお稽古の中で、できるものだろうか。
一人一人、違った感覚を持っているのを、グループで行うのだから。

いま以上を望むなら、個人練習をするしかないように思うのだけれど。

基本の『基と気』が、身につけば、あとは、繰り返し自習練習です。
まずは、素読から。声を張って、抑揚をつけ、正しい発声と正しいアクセント。
その上に、ご自身の感性を乗せて、読む、読む、読む。
そして、吟詠の練習。
何らかの発表のために、あるいは、そのほかの目的をもってせっせと練習をするほかはありません。

自転車の補助輪が取れて、後ろを持つ親の手も離れてたら、自分で、安全圏をあちこちと走るしかない。
いつまでも、親は、付いてはいけないのだから。


今日の収穫は、今まで、なかなか、独吟へと進まなかった会員さんも、私との合吟で、チャンと最後まで吟じられました。
一緒だと、音はとれていますから、次回は、コンダクターで、そしてやがては、アカペラの独吟へ。

がんばれ!
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