ビャンバジャルガル先生の、「エ」の口の形。
どうにも、まねできないのが、悔しくて、不思議。どうして?
前回から練習場所は、舞台の袖ではなくて、1階のダンスの練習場になりました。
毎日6時から行っていた、舞台が冬休みに入って、部隊に入る入り口の鍵が閉じられてしまったからです。
ダンスの練習場は広くて明るいので良いのですが、ピアノの調律がいまひとつで、時々音が狂っているのが難点です。
今日は、先生のほうが先に来てピアノの前に座っていらっしゃいました。
上履きに履き替え、帯をウエストに巻き、魔法瓶と鏡をピアノの上に置きます。
そして、はぁーっと息を吐いて、帯の下の腹に息をためます。
「オーハエー エヒエエー エーエ~~~ヒー エヒエエー・・・・・・・」と発声練習が始まります。
昨日、食あたりで、苦しんであわや練習お休みかも、、、と言う状態だったので、腹に力が入らなくて、前回の「OK」が聞けませんでした。
今日は、質問をたっぷりしようと用意していたので、声を出すことは、いつもより控えめ。
その上、何かの手違いで、時間より早く子供たちがアクロバットの練習に集まってきていて、「チメグ」(しずかに)と、何度も先生が言っても、子供たちは静かになりません。
それで、声も出ないし、私から早めに練習を切り上げました。
さて、質問の一つ。
発声練習のとき「エ」は、ちゃんと発声できているのに、歌になると「エ」にチェックが入ります。
口の形と言うより、喉の形に問題があるとわかりました。
思い余って先生の、「エ」の口の形を写真に撮らせてもらいました。
大鏡の前に二人並んで、発音しても、ピアノの上に置いた手鏡に自分の口を写してみても、どうしても、どこがどうなんだかよく分からない。
違うと言うことだけが分かるのです。
日本語の「え」の音は、唇を横に引き、喉に力が入ります。
そしてオルティンドーの「エ」の発声は、喉と唇と力を抜いています。
その抜き方、口の形がどうしてもつかめません。
そして、高音になると、音程が下がるかもしれないと思って、緊張して体が硬くなっているのだそうです。
はぁー、そうか、先生はいつもそのことを言っていたのか。
「エ」の音だけで、私の心模様までも、分かっていたのか。
私の間違った声の出し方を上手にまねしているだけではなかったのだ。
おそるべし!
ビャンバジャルガル先生 告知
12月1日に、先生は日本へ発つそうです。どこかでコンサートがあるようです。
詳細は、次回の練習で知らされます。
乞うご期待。