風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

チメグバータル先生

2005年11月22日 | モンゴル語
θНгθ(ウング)というモンゴル語です。
今まで、「色」という意味と覚えていました。

今日の授業で、音声、音又、高さという意味も有ると習いました。

オルティンドーの練習で、使いたい言葉はありますかと、先生が尋ねたとき、高さ、正しい発声、発音、長さ、強弱について先生に質問することがあると答えました。

それで、先生が教えてくれました。
色という意味だと認識していた単語が、音声とか高さとかという意味があるということを。
ということは、その前後の意味合いから類推するしかないのです。
モンゴル語は、この件にかかわらずモンゴル語は少ない語彙で、表現する言葉です。

少ない単語で表せるとしたら、初心者にはとても助かるのですが、ちょっと上級になるとその類推がなかなか難しいのです。

夫が時々モンゴル語が嫌になるのは、このことがあるからです。
そして、専門用語が出てくる文章の通訳は、この類推がなかなか働かないので、的確に伝えるのが難しいということになるのでしょう。

オルティンドーの稽古は今のところ難しくは無いのですが、もっとテクニックを必要とされる練習になってくると、通訳はたいへんになってくると思います。
チョカさんが、大変だぁと音を上げるくらい上達するとよいのですがねぇ。


チメグバータル先生と奥様のサランツェツェグ先生の共同で出版されたばかりのモンゴル語の教科書です。
とても分かりやすく工夫された本です。お二人が日本人を教えた経験がしっかりと生かされた学ぶ側に立った教科書です。

奥様は、今、高校生の娘さんと日本でモンゴル語の学校を開いています。
奥様は実践派,バータル先生は学究派の正反対のコンビです。
日本でのモンゴル語の研修で奥様に数日教えてもらいましたので、ご夫妻とも存じ上げています。
お二人とも、素敵な方です。



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ムンフトゥール

2005年11月22日 | チンゲル亭裏日記

ムンフさんと、お茶をしました。
昨日に続いて若い人とゆっくり話をしました。

お茶の前に、フジカラーに行って写真のプリントを依頼してきました。
てきぱきとムンフさんが、店の人と対応してくれて、あっという間に注文が終わりました。
SAVE THE CHILDRENに行って、かぶとを作ったときの写真をプリントしてあさって持っていってあげるのです。
モンゴルの大人も子どもも写真を写してもらうのが、そして、プリントしたものをもらうのは「そんなにうれしいの?」といいたいくらい喜んでくれます。

そして、直ぐそばのホテルのカフェでコーヒーを頂きました。
彼女は、コンテストの私の評価を聞きたがり、審査員と私の採点は違っていたと言うと、誰が良かったですかと畳み鰍ッてたずねました。

コンテストの題材を選ぶときに、学生の間では、日本人が審査するのだから、日本のことについてのエピソードが有ったほうが良い点が取れると、まことしやかに語られていたとか。。。

JICAの子どもの絵のコンテストのときの、審査の様子を伝えて、今回の審査員とその他日本人の考え方に関してはそのようなことは無いですと言うと、そうですかぁと言う返事。

その人らしい独自性に富んだものが良いのだという私の説明は、どこまで分かってくれたやら。

1位になった人が、日本に行ったときのエピソードだったものですから、なかなか彼女たちの誤解は解けそうにありません。

そして、最近帰国されたシニアボランティアのS 先生の話になりました。
それぞれのメッセージと写真とをお別れのとき渡したら、先生が泣きそうになりそばに居た彼女たちももらい泣きしそうになったと言っていました。

とても厳しい指導なさった先生を尊敬しつつ、いつまでも懐かしんでいるようでした。
後任の先生も、早くモンゴルと彼女たちに慣れるとよいなぁと思いました。

無事、写真を受け取り暮れかけた街で、右と左に分かれました。
家に着いたころ、律儀にありがとうメールが届きました。
こちらこそ、ありがとう。
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