風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

モンゴル通信から

2005年11月26日 | チンゲル亭
UBで唯一発行されている日本語の新聞「モンゴル通信」第58号から。
トップは、11月21日のブッシュ大統領のモンゴル公式訪問と当田特命全権大使の任期満了のニュースが掲載されています。

2面には、第32回の「日本賞」教育番組国際コンクールにおいて、子ども番組部でモンゴル国営放送の「友だち」が優勝したこと。それによって受賞したアリオンジャルガル監督が天皇陛下とお会いするチャンスを与えられ、「モンゴルでは教育番組がどのくらい放送されていますか」とお聞きになられたと喜びを語ったそうです。

同じ2面に、一番私の興味を引いた記事がありました。


遊牧民を相続するのは好きでない
「アゴロ、デエベシル非政府機関が遊牧民に行なった「遊牧民を相続するか」という調査では、わずか22.7%が遊牧民になると答えただけ。
今後、放牧したり、移動したりなどの伝統的生活が減少する傾向が見られている。
調査には11の県、34の郡、ウランバートル市のソンギノ・ハイラハン区、21地区の遊牧民らを参加させた。遊牧民には直面している主な問題では家畜が盗まれることが63.7%、天気の悪状態が50.4%と答えた。彼らにとって子どもの教育、将来の問題が41.7%で、これが大いに心配されていることである。」
記事のままを書き写しました。
(モンゴル人が書いたものですから、少し日本語の表現の怪しい部分があります。)

4面には、学生たち、要求掲げ国会を攻撃
11月17日は「世界学生の日」モンゴル学生連合は平穏なデモを行なうはずだった。
学生は、「学生の権利法」を可決せよ
学生村を創立せよ。
学生寮を増やせ。
予算の問題で取り消された7400人の学生ローンを予算に取り入れろ。
などと要求した。
このデモは、午後に混乱し、学生たちは乱暴を働いた。政府庁舎の30の窓ガラスが割られ、数人の頭に医師やガラスが当たり、約20人の学生が逮捕された。国会議員のほとりも頭に怪我をした。




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陶結ウ室

2005年11月26日 | チンゲル亭
久しぶりの土ひねりです。
今日は、先生の指示で初めて轆轤に挑戦しました。

土を轆轤に乗せてまず空気抜きをします。
菊練りという手法で土は十分に練られているのですが、さらに轆轤の場合は空気抜きをするようです。
その方法は、初心者には難しいので先生が練ってくれました。

これから作るものの土の量を見当をつけて、首を絞めるように(笑)くびれを作ります。
その真ん中に親指で穴を開けるようにして底を作ります。
底の面をゆっくり広げて必要な広さを確保します。
中指と親指で外壁を立ち上げていきます。
壁が立ち上がったら、まずまっすぐにします。
そのときは、親指、人差し指、中指でやさしくさわりながらまっすぐに仕上げます。

そのとき、肝心なのはひじを膝にしっかり固定して動かないようにすることです。
轆轤の回転を使って作るわけですから、中心がずれてしまうと成型が出来なくなるのです。

右足で轆轤のべダルを踏みます。強く踏むと速い回転になります。
ひじを膝に固定します。
3本の指と手首を固定して土と遊びます。

3つの運きに等分に注意しながら、バランスが取れたとき思うような形が出来上がるのですが、最初からうまくいくはずも無く、、、

どうしても、ひじが固定されなくて、浮き上がってしまいます。

しかし、轆轤は成型が早く、あっという間に出来上がります。
90%の先生の手助けのせいもあり、あまりに早すぎる出来上がりなので一個目は、燃焼不足でした。
しかし、まっすぐな円筒形を作るという作業には、意外とはまるかもしれません。
詩吟やオルティンドーの発声練習に似たところがあります。

お猪口と大小の湯飲みを作り、それでも余った時間で紐を作って積み上げる手ひねりの茶碗が2時間で出来ました。
紐を作って一段ずつ積み上げてえっちらおっちら作っていくのは、作る過程がとても楽しいものです。

轆轤のすっきりしたラインのものと、ごつごつでこぼこしたものとが一枚の乾燥板の上で仲良く並んでいました。

今は、しっとりとしたやわらかい土が素焼きにされて、乾燥して縮んだらまた感じが変わってきます。
そして、それに釉薬をかけて色が付くとまたまた、様子が変わります。
作りはじめにイメージしたものがどのように変わって出来上がるのか。
楽しみです。

今日は、出来上がりの茶碗に先生が彫った馬のはんこを押させてもらいました。
モンゴルのたて文字のはんこをいずれは作って、押したいと思います。
今は、名前の一文字をカタカナで傷をつけるように入れています。
ちょっと無粋なので、早くはんこを押すようになりたいものです。

今までの作品は、先週釉薬をかけました。皆さんの作品がある程度数が溜まってから、焼かれるのを待っています。
出来上がったら、写真をアップしたいと思っています。
さて、お見せできるようなものが出来上がるでしょうか。


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