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笑顔大好き

笑顔のもとを探して毎日健康に過ごしたい

水窪町「カタクリの里」

2010年04月06日 | 野山
今回は浜松市の最北端にある水窪町にカタクリを見に出掛けました

春に3日の晴れなしとか言いますが本当にその通りですね

今回の観察地の「カタクリの里」は大沢山の中腹に有り3万5千株も群生しています

ご存知のようにカタクリの花は明るい太陽の下に花開くので今日の天気では恥ずかしそうに下向き加減でした

でもお昼過ぎ明るくなってくると開き始めるので不思議ですね~

             







この「カタクリの里」は静岡県の群生地としても珍しい自生で手が加えられていない

カタクリは種子から芽生えて1年目は「細長い糸状」落ち葉の中で見逃しそう

2年目から7年目までは卵状楕円形の「1枚葉」
良く見ると1枚葉が沢山生えているのが分かる

7年目に「2枚葉」が出て蕾みを付ける

たった一輪の花が咲くのに7~8年かかるという
そんなカタクリの花が一面に咲く所は、何十年も自然環境が
守られている所だと知った
生態を勉強して花を見ると又違った見方が出来る



当日は午前中霧雨が降っていて外でのお弁当は無理なので田楽の里の施設をお借りして
ゆっくり楽しいランチタイムを過ごす
ここで雨具を付けて1時間の山登りです

自家用車の場合は目的地まで登れます
水窪市街を越え完全に山の中に入った頃右手に「カタクリの里」の、のぼりが出ている橋を渡って坂をのぼる
大型バスは無理です



ここは北西斜面なので晴れている日でもお昼頃開き始めるとか・・

開いていないので良く見えませんが一面に下向きで・・残念です



     登りの途中で「ヒゴスミレ」を見つけた



     カタクリの中にニリンソウも咲いていた
     途中でイチリンソウの咲いている所に立ち寄る
     下向き加減で裏のピンクが可愛いね




        キケマン             ムラサキケマン

        カキドウシ            フクジュソウの実

春の野には小さな花が一杯咲いている

天気には恵まれなかったけれど行けば楽しい山歩きでした
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シデコブシに逢いたくて

2010年03月16日 | 野山
渥美半島に自生する天然記念物「シデコブシ」群落を訪ねて来ました

天気は午後から曇りとなりましたが何とか雨に降られず散策出来て良かった!







浜名バイパスを使い一路愛知県田原市へと向かう

渥美半島は丘陵地の所々に池や湿地が点在していてその湿地には希少な湿生植物が生育している

中でもシデコブシは愛知県と岐阜県にのみ分布している希少種です

「籐七原湿地」「黒河湿地」「椛のシデコブシ」「伊川津のシデコブシ」と主な4箇所の自生地を観察して廻った

しかし、残念な事に1週間位早すぎて花がチラホラの咲き始でした



家では暖房が手放せない毎日ですが、自然界の植物達は春を楽しんでいる様でした



シデコブシの下にはショウジョウバカマが沢山咲いていた
取り残しのブロッコリーの花・・・・始めて見たよ



4箇所とも散策路が整備されている



「モクレン科モクレン属」

愛知県・岐阜県・三重県の一部に分布する落葉小高木
庭木、公園樹として見かける事があるが自生個体群は絶滅危惧種Ⅱ類に指定されている
花期は3~4月頃で白(時にはピンクを帯びる)の直径10cm位の花を咲かせる
花被片は、12~18個位

近場で手軽に観察出来るので是非満開に咲き揃った頃出掛けたい所です
今年は20日から月末ごろが見頃でしょうか
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佐久間町ハイキング

2010年03月02日 | 野山
佐久間町に咲く可憐な早春の絶滅危惧種「アズマイチゲ」を求めて・・・

この頃の変わり易い天気が心配でしたが当日は、朝から春らしい暖かい日に
恵まれ257号線を北に向かいました

野山では春の新芽や可愛い花達が一杯出迎えてくれました




今回の目的地佐久間町浦川地区は全国で最高気温を記録した地域でかつ、冬季は氷点下にもなる所だ

人にとっては住みづらい厳しい自然環境ですが植物にとっては植生が豊富な地域です

屋敷とも畑とも境界が定かでない山裾に観賞価値の高い草花が数多く咲き誇る所です

柏古瀬で降車し個人が管理されている「花多来里苑」(カタクリエン)を散策させて頂く

講師の方が予めお願いして有り、ご自宅の山を案内して下さる

この花多来里苑ではセツブンソウ・キクザキイチゲ・アズマイチゲが同時に見ることが出来ました

3種類ともきんぽうげ科なので、見分けするのが大変です

まだまだ寒いこの時期に落ち葉の中から顔を出す小さな花達の可憐な姿を見付けた時は感動しますよ~

絶滅危惧種のアズマイチゲも代々守り続ける山で咲く姿は貴重品を拝見するようでした




浦川ウオーキングコースを相川に沿って散策アズマイチゲの保護地を見学する

大自然に可憐に咲く姿が美しいのですが、心無い人に盗掘りされる為柵やネットで守る事になり残念です

オキナグサの蕾を沢山見つけたり、カタクリの蕾みも大きく成って来ました

オオイヌノフグリは、我が家でも取りきれない草でブルーの花を付けますが、
イヌノフグリはピンクの花でここでしか見られないと言う事です



可憐な花に魅せられて写真に収めようと懸命です

講師が根茎での見分け方を説明しています

帰りは、出馬(いずんま)からバスに乗車明るい内の帰宅となりました




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雨の江の島散策

2010年02月16日 | 野山


江の島は江戸の昔から風光明媚な景勝地で知られていますが、
植物観察を目的に島内を歩いた人は少ないと思います

周囲は4km程の小さな島の植物を観察しながら、冷たい雨の中の散策でした

古い歴史を感じるタブノキの壮大さを実感したり、ヤブツバキなどの近海岸性の
植生を観察する事が出来ましたが、降りしきる雨で写真も撮れない状態でした

エスカーと言う乗り物で山頂まで行けますが、健脚揃いの私達は勿論石段を登りましたよ
この乗り物は登りだけで降りはないようです



江の島に渡ると青銅の大きな鳥居が迎えてくれます

道の両側には御土産屋が沢山並んでいる狭い道がつづく

江の島に古くからある江島神社は参道の大きな赤い鳥居の先にある瑞心門を
くぐると辺津宮・さらに石段を登ると中津宮そして奥には奥津宮があり、
この3つの宮を総称して江島神社という



辺津宮









天気が良ければ綺麗な海や対岸が素晴らしいだろうな~
江の島ヨットハーバーを見晴台から見る





「稚児が淵」
今日は雨なので磯には下りませんでしたが、釣りや磯遊びが出来るので賑わうようです

夕日に浮かぶ富士山の眺めが絶景とか・・晴れていれば目の前に富士山かな?

海岸線が綺麗だろうな~晴れていれば・・・

稚児が淵の奥には洞窟(岩屋)がある



江の島の青い海に良く似合う「ヤブツバキ」を見るのが目的でしたが、
岩場に咲くツバキに無情の雨で残念でした

江の島に来て目にしたのは御土産屋街?
昔ながらの観光地の風景が広がっていた
海産物の店、射的の店、御土産や、観光旅館、飲食店などが道の両側に
所狭しと立ち並んでいる
天気の良い日には人波が溢れているのだろうか?

途中のお店で甘酒を頂き冷えた体を温めて、いざ集合場所に1分遅刻でした

当日の朝の東名事故の為清水・富士間が不通になり目的地に1時間以上も遅れての到着でしたが、
バスの中は何事も無かった様に何時ものように賑やかで楽しい一日でした






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知多半島を訪ねて

2010年01月19日 | 野山
羽豆岬の「ウバメガシ」トンネルと知多半島を訪ねて来ました

知多半島は中部国際空港が開港し知多半島道路などが整備されて開発が進んでいますが、
丘陵地帯や田園風景がまだ多く残っています

始に知多半島の中部に位置する「武豊町自然公園」を散策ウオーキング

公園内は常緑広葉樹や落葉広葉樹が生えていて多種類の樹木を観察出来ましたが、この時期は綺麗な花は有りません
ヤマツバキやサザンカ、紅い実が冬の山に色を添えていました

当日は風も無く暖かい公園の陽だまりで手作り弁当を皆で楽しみました




ツルナやハマダイコンは羽豆岬の海岸で撮影 (食べられます)



「ハナノキ」かえで科、葉が出る前に真紅色の花が咲き、特に雄花は先に咲き美しいので
       花の木と言われる



「シャシャンポ」つつじ科、果実は黒紫色に熟して食べられる
        ブルーベリー類と同じく、アントシアニンを多く含む

「羽豆岬」

知多半島の南端に位置し、海に突き出た小さな岩山です
岬の頂上に群生しているウバメガシは、トンネルと呼んだ昔の面影を残していて、
海原と一緒に目に入って来るトンネルを歩きました



羽豆神社の鳥居をくぐって急な階段を上ると伊勢湾が眼下に広がりフェリー乗り場も真下に見える

ウバメガシのトンネルが続く

先端まで行くと三河湾に浮かぶ日間賀島や篠島、伊良湖岬が目の前に広がる
冬の海の面影は無く、もう春の輝く海原を楽しみました



「ウバメガシ」ぶな科
       果実の先端が姥の目の様だから・・・覚え易いね
       備長炭の材料ですって・・



右上の写真の山から降りて来て海岸を散策

暖かい春の海から元気を一杯貰って今日も歩いて来ました

帰りは初めて通る海底トンネル「衣浦トンネル」を抜けて音羽蒲郡ICから帰りました

休憩に立ち寄る店々では、地の利を生かした多くの海産物が陳列して有り目も口も楽しみ、
お土産も勿論何時もの様に沢山買い込みましたよ

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秋葉山ウオーキング

2010年01月12日 | 野山
「シモバシラ」秋の花と氷の花を見たくて秋葉山へ出掛けました

秋葉山の山頂には、秋葉神社の本宮が建立されていて詣でる人が多い所です
お正月も賑わったであろうが、11日も成人の日で祭日とあって駐車場が一杯になる賑わいでした

境内には杉檜木の巨樹が林立し、その樹幹に着生しているラン科植物も観察出来ました
山頂からはアクトタワーや遠州灘も見渡す事も出来、眼下に天竜川を眺め新春の冷たい空気を存分に吸って来ました














標高880mの秋葉山の気温は低く、当日天候が霜柱の生成に適していて氷の花が
付いた「シモバシラ」を観察できた事は感動でした



初詣が出来巨樹からパワーも得て、ラン科植物やシモバシラの生態も観察でき、冬のハイキングも楽しみ一杯でした

山の彼方此方には雪が残っていて冷えているんだな~と思いました

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伊良湖岬「ハギクソウ」

2009年12月22日 | 野山
年の瀬も迫った12月21日渥美半島の先端に位置する伊良湖岬に出掛け日本で唯一自生している「ハギクソウ」に出会って来ました。

白い灯台が見守る伊良湖水道を大型船が行き来する海上を眺めながら寒風にも負けず、灯台へと向かう。

弓形曲線を描く「恋路ヶ浜」を歩く時には冬の澄み切った海を眺めながら童心に返って歩きました

灯台茶屋で温かいランチタイムで体も心もポッカポッカ(焼き大アサリが美味しかった)

午後は恋路ケ浜からやや危険な岩場を歩き山を登り藤村碑の前では皆で「椰子の実の歌詞」を口ずさみ遠い海原に想いを馳せました。

山を下り海上の奇岩「日出の石門」を見学、海の荒々しさを目の当りにしました。

特徴ある自然環境の中を歩きながら、海岸性植物や暖帯照葉樹林そして特産種などを観察して印象に残る今年最後の野山ハイキングでした。









渥美半島と言えば温暖な気候でお野菜やお花が有名ですが伊良湖岬にも
この寒さにも負けないで綺麗なお花が見られましたよ



「ハギクソウ」
環境庁の絶滅危惧種

伊良湖岬の草地に自生している多年草で葉が菊の様に美しい
花期は5月で冬には葉が燃える様な紅色と成る



「ツルソバ」
浜風の当たる所に群生していて見事でした



「アゼトウナ」畦唐菜
岩場にしがみ付く様に咲く花
葉は肉厚でヘラ形で茎を抱かない



「ヤクシソウ」薬師草
葉は茎を抱き葉質は薄い

花はアゼトウナと見分けが付かないが葉を見ると違いが分かる



寒風に向かって歩く内に体がホカホカ気持ちの良い物でしたよ~
この時期この地でしか見られない植物に出会えて感激でした

「道の駅」に立ち寄りご当地特産品のお買い求めも楽しみの一つ・・はまります・
お買い物ツアーと見間違えるほどの手荷物でした~~

fu-kobb

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