東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2015年12月8~10日 ボランティア団体「CAS(キャス)」(大阪教区)/宮城・福島県【視察・打ち合わせ】

2015-12-10 16:44:09 | 活動日記

2011年の震災以来、大阪教区の有志でボランティア活動をなさられてきた方々が、今年、ボランティア団体「CAS(キャス)」を発足されました。

団体名称の「CAS」とは、「Carry Smail Area」の略であり、「地域に笑顔を運ぶ、伝達する」という意味であり、メンバーは大阪を中心とした社会人・学生で合計20名程です。

団体発足の目的は、被災された子どもや高齢者の方々との活動をとおしての交流、そして支援活動を継続することにより自分自身の記憶を風化させず、ご縁のある方々に被災地の現状を伝えることです。

支援活動の内容は、炊き出し、必要物資の手渡し、交流会などの実施であり、メンバーの中には高齢者向けの施設でアロマ、マッサージなどのボランティア活動を行っている方もいるそうです。

今回、こちらを訪れたのは、来春の活動内容についての打ち合わせと現状視察です。

現在、仮設住宅も地域によっては来春に閉鎖されるところもあり、更に仮設住宅入居者も少しずつ減ってきており、特に小さなお子さんをもつご家庭の方々は復興公営住宅や自主再建した自宅など、または他の地域に移転されているとも聞きます。

そのような現状の中で、仮設住宅で主にお子さんを対象とした活動を行おうとしても参加人数が少なくなることが予想されるため、地域、保育園や学校などで継続した活動が行えないかと、今回、二地域の社会福祉協議会との相談・打ち合わせも行われました。

これから、新たな形または場所でのボランティア活動の可能性が広がることを期待し、来春の活動でまた新たな出会いがあればと楽しみです。

※CASの皆さんのこれまでのボランティア活動の様子をまとめた動画がYouTubeにアップされております。
 是非、一度ご覧ください。
 「 心を伝える支援 東日本大震災ボランティア報告2013 」


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