東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2016年5月24~27日 岐阜教区/福島県会津若松市【活動】

2016-05-27 15:54:03 | 活動日記

岐阜教区の会津若松市での活動です。

24日朝、岐阜県を出発し、車2台で約8時間かけて会津若松市までいらっしゃり、買い出しと打ち合わせを行いました。

25日は、午前中にホテルから河東学園仮設に行き、会場の設営・炊き出しの準備を行いました。
午後からは、引き続き炊き出しの準備を行いつつ、念珠・腕輪念珠づくりを行い、夕方から配食しました。

今回のメニューは、これまでの本格インド料理のカレー・ナンではなく、岐阜県の郷土料理である鶏(けい)ちゃん、赤味噌の豚汁、鮎めしなどでした。

鶏ちゃんとは、しょうゆや味噌をベースにしたタレに漬け込んだ鶏肉とキャベツなどを一緒に炒める料理で、ご飯やビールなどにとても合う一品で、大変好評でした。

また、昨年に引き続き参加した門徒さんがギターを持参され、念珠づくりや食事の最中に名曲を歌い奏でていただき、BGMとして場を盛り上げていただき、知っている曲の時は一緒に歌われておりました。

26日は、朝早くにホテルを出発し、福島県の富岡町(富岡駅など)まで行き、福島第一原発の事故による放射能被害を視察しました。
その後、お昼には会津若松市に戻り、扇町1号公園仮設で念珠づくり・炊き出しを行いました。

河東学園仮設は今年8月、扇町1号公園仮設は来年5月頃には閉鎖の予定であり、どちらの仮設の入居者も現在は少なくなってきておりますが、念珠づくりやお食事をしながらお話をし、お互いに楽しい時間を過ごされたようでした。

河東学園仮設の自治会長さんからは、仮設が無くなって岐阜教区の方々との関係が切れるのは寂しいので、復興公営住宅にも来てもらえないかというお話があり、岐阜教区の方からは「来年もまた来ます」と約束をなさられておりました。
その他にも、既に仮設住宅から移り住まわれた参加者の方からは、今度は家にも来てくださいというお話があり、この7月にまた来ますという約束もありました。

今後、仮設住宅が閉鎖されていく地域もありますが、震災がきっかけで出会い、そのご縁を深められ、これからも関係を大切に継続しようとされている岐阜教区の方々に感謝したいと思いました。