東日本大震災 現地復興支援センター

・・・真宗大谷派(東本願寺)の東日本大震災による被災地での支援・復興活動ブログ・・・

2016年1月30~31日 大谷大学TAT第19便/宮城県仙台市・石巻市【視察・活動】

2016-02-08 15:03:53 | 活動日記

大谷大学のTAT第19便の視察・活動です。
(ちなみに第18便は「東北三教区子どものつどい」での活動予定でしたが、「平成27年9月関東・東北豪雨」によりつどいが中止となったため、こちらも中止でした。)

今回の日程は、前回(2015年6月)同様に、初日に炊出し・交流会、二日目に視察・活動を行いました。

初日はいつも朝7時頃に東北別院到着予定ですが、雪の影響により高速道路で不通区間があったため、1時間以上遅れての到着となりました。
到着後は、買出し、炊出し・交流会の準備を行い、午後からニッペリア仮設に移動しました。

今回の炊出しメニューは、粕汁、焼そば、湯豆腐、シューマイ、焼き鳥、生ビールなどの飲み物でした。
そして仮設の方々からは、漬物、日本酒を準備していただきました。

ニッペリアに到着後、準備を行い、途中、仮設の方々とお茶などを飲みながらお話をし、午後4時から交流会を開始しました。
ニッペリア仮設住宅にお住まいの方も徐々に減ってきておりますが、仮設を出られた方もご参加いただきました。

交流会はこれまで同様に盛り上がり、最近の定番となってきた「猫レース」も行いました。

ニッペリア仮設をはじめとする仙台市内の仮設住宅は、今年の4月か5月に閉鎖が決まっており、大谷大学のニッペリアでの活動は最後になるかもしれないこともあり、最後に自治会長さんからこれまでのお礼のお言葉をいただき、お別れの際にはお互いに涙する場面もありました。

翌日は、車4台に分乗し、石巻市に向かいました。
今回の石巻市での活動については、大谷大学講師でもあり、石巻市でNPO法人の復興支援などにも関わる赤澤先生にコーディネートしていただきました。

まず、午前中はNPO法人みらいサポート石巻の語り部プログラム「語り部と歩く3.11」に参加し、語り部さんのお話をお聞きしながら街中を90分程歩きました。
歩いている途中、お貸しいただいたタブレットで、その場所の震災前、震災後の写真を見たり、その場所の浸水の高さも見ることができ、現在の風景からは見えない震災前の街並みや未来の街並みを確認しながら、視察・防災についての学習をしました。

昼食は、いしのまきカフェ「 」(かぎかっこ)でカレーを食べました。
このカフェは、地元の高校生が店名、コンセプト、ロゴ、メニュー、空間デザインなどをプロデュースしたカフェであり、カレーは「さんまキーマと鯛だしスープのダブルカレー」という変り種でしたが、大変美味しくいただきました。

そして午後からは、オープンシェアオフィス「IRORI石巻」の改修工事のお手伝いも行いました。

大変、充実したボランティア活動・視察となり、私自身も大変学ぶところの多い活動となりました。

今回の活動の様子や学生の感想は、下記のFacebookなどをご覧ください。

TATのFacebook⇒https://www.facebook.com/otani311/?fref=nf

TAT活動報告⇒http://otani311.blogspot.jp/p/19_3.html

                          

【今回ご協力いただいた団体HPはこちら】

公益社団法人みらいサポート石巻⇒http://ishinomaki-support.com/

いしのまきカフェ「  」(かぎかっこ)⇒http://doorwaytosmiles.jp/

IRORI石巻(ISHINOMAKI 2.0)⇒http://ishinomaki2.com/category/project2/irori/