教育基本法ね

教育基本法をさまざまな角度から視る

具体的な原因があるのに

2006年05月30日 | 教育基本法改正案

 日本教育を受けてきた人たちの問題点。

 なにが起こっているかを見極めずに、素晴らしい理念を引っ張ってきて解決案にすること。
 自民党―文部科学省が出してきた、教育基本法改正案が、それじゃないんですか。理念を変え、文科省の権限を強めればいいということですから。

 江戸時代末期みたい。
農民たちの間では飢饉や逃散が起こっているのに、江戸城内で
「忠孝がすたれたからだ」
「農民は分をわきまえ、家業にはげむこと」
と武士たちが議論しているようなもの。

 教育の場合、問題が山積になるのは、ちゃんと具体的な理由があります。

 ・学校設置の自由がない

 ・教育内容まで官庁が指揮している

 ・参政権にあたるものが教育に存在しない

 ・学校が、官庁型の組織で運営されている。

 ・教師、生徒、親が、長らく無権利状態に置かれている。

 などなど、他にもたくさん原因があります。

 今度の教育基本法改正案は、これらの問題にまったく触れていません。
(転載歓迎 古山明男)


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