教育基本法ね

教育基本法をさまざまな角度から視る

進学競争

2006年07月31日 | 戦後教育
 私の高校は、公立の進学校だった。名門校なので、受験一辺倒ではなかったが、それでも勉強以外は、刺身のツマのようなものである。 同級生の中には、「我々はうわべは仲良くしているように見える。しかし、ほんとうは成績競争が根幹にあって、お互いに孤立しているのだ」というような言う者もいた。クラスの回覧ノートに書く者もいた。  ずいぶんと穿った観方をすると思った。自分に友達ができない理由を、とんでもないとこ . . . 本文を読む
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個人主義のもとは競争社会

2006年07月23日 | 戦後教育
 教育が荒廃したのは、戦後の民主主義教育によって、個人のことしか考えない人間がたくさん育ったからだという説がある。だから、人権保障は最低限にとどめるべきであり、公共心や国を愛する心を法定してでも教えるべきだという主張である。  しかし、個人のことしか考えなくなるのは、民主主義が原因とは思えない。  近代民主主義は、個人の権利の主張を認める。しかし、これは「自分のことだけを要求していればいい」を . . . 本文を読む
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「全体」の意味

2006年05月27日 | 戦後教育
現行教育基本法に「全体の奉仕者」「国民全体に対し」という表現がある。じつは、これは「天皇にではなく全体に奉仕せよ」、「天皇にではなく国民全体に責任を取れ」の意味なのです。 . . . 本文を読む
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”戦後教育”を終わらせよう

2006年05月26日 | 戦後教育
日本の教育で、もっとも不幸だったこと。それは、日教組と文部省の闘い。日教組が負けて凋落した。だから、文科省も退場すべきだ。お互いに、相手が存在することが、自分が権力を持つ理由だったのだから。 . . . 本文を読む
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東京からの命令の来次第

2006年05月09日 | 戦後教育
 教育基本法を改正する案が国会に出てきた。教育を根本的に見直すというのが謳い文句だが、根本的に見直したとは思えない。  戦後六〇年が経って、文科省が指揮する仕組みそのものを検討する時期に来ているのに、いまだに、文科省が指揮するやり方だけいじっている。 . . . 本文を読む
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