不登校は、外国じゃどうなっているのだ。
それを調べだしたら、びっくり。
欧米に不登校問題はない。少なくとも、社会問題になるほどではない。
理由は単純なんです。
欧米では、教育に問題があると、新しい教育ができてくるから。問題が小さいうちに問題になるので、とことん追い詰められる人が現れない。
日本だと、学校は硬直したお役所仕事になっています。学校と子供が合わない現象が、一方的に、学校に適応できない子供の側の問題になってしまった。
教育が、お役所仕事になっているためなんです。
社会主義国並みです。これは、ほんとに誇張じゃないんです。教育だけ、他の分野と違う構造になっているんです。
このポイントになるのが、教育基本法の第10条です。
いまの条文は、教育行政は条件整備に徹しろ、つまり教育の内容や運営にまで口をつけるな、となっています。あまり守られていないけど、歯止めはある。
改正案では、お役所仕事を正当化する条文になっています。この改正をやると、もっと教育問題をこじらせるでしょうね。
(転載歓迎 古山明男)
アメリカの不登校率は日本より高いのですが・・
私は不登校を「義務教育不履行」の意味で使っています。その点がわかりにくいままで、申し訳ありませんでした。