『宇宙戦争』を観た。僕の中では、観る前から話題作だった。
スピルバーグの監督作品、トム・クルーズの主演だというだけでなく・・・
観る前から、その意味を考えてしまうというような・・・
人の感想を聞き過ぎていて・・・
やっぱり、映画って、自分がどう評価するかだなぁ～と思う。
（殊に、僕の場合、人の酷評する作品を絶賛したりすることもあるし・・・）
そう、
僕には、この映画、結構、面白かった。
ある意味、シーンの意図が分かるとまではいえないかも知れないけれど、
納得して観てしまう部分がある。
勿論、地中に前から埋められていたって、
地下鉄工事で発見できないかい？・・・とか
トムクルーズには、すんでのところで、光線が当たらないって・・・とか
エンジンのコイルを換えれば動く車なら、動いていなかった車なら動くのでは・・・とか
細菌の研究を怠るような科学の進んだ宇宙人って、ありなん？・・・
とかのツッコミは入れるけれども・・・
そんなことは、気にしないで、
自分がそういう立場だったら・・・というそういう目線でみることは出来た。
トムクルーズのキャラクターが、僕好みだったのかも知れない。
子供の信頼、家族の信頼が、もうひとつの親父・・・
決して、いままでのトムクルーズのようなちょっといないヒーローではない・・・
思うようにならない、ちょっとこまっしゃくれた子供達・・・
でも、大人ではない子供達・・・
その人間関係が、僕には実にリアルに見えた。
宇宙人は、イラクからみたアメリカなのかも知れない
という意見があったけれど・・・
映画を観たところ、
反戦というより、
そういうイデオロギーより、
僕は、家族のあり方、
そういう危機的状況での人間のあり方、
を問われているような気がした。
（筋でなく、意図で観ないと面白く感じない映画かも・・・）
自分はどこに誰と逃げるか・・・
そして、誰と戦うか・・・
パニックになって終りということにだけはなりたくないな・・・とは思うなぁ～(試される機会の来ないことを願う)
