米

【父の実家】
父の実家は稲作農家なのだが、今年も新米が届いた。玄米のまま実家に送られてきて、父がコイン精米機で精米して送ってくれる。これが、うまい。

【この米】
祖父は土作りでは近隣の農家でも定評があったようで、土をなめればその味で土の良し悪しがわかると言っていた。当時はうそだと思っていたが、今考えればあながち嘘とも言い切れないかもしれない。だが祖父の体調がかならずしも元気一杯！という状況ではないだけに、この祖父の手がけた米は来年食えるかはわからない。そう考えるとこれまでどおりのうまさの中に、はじめて一抹の寂しさを覚える。