一点の「濁り」もないBlog “G”

北海道を離れ、新たな土地で再出発。それに伴いタイトルだけリニューアル。
ただ、看板は挿げ替えたが内容は相変わらず。

ものの見方

2005-01-17 | Weblog
【さまざまな見方がある】
件のNHK問題について。
google検索「NHK 安倍 中川」

【もちろん】
安倍氏自身コメントはこう。数日前自分のblogを書いた時点で私は安倍氏のサイトをチェックしてなかったから片方の言い分だけを拾って書いてるけど、ま、今になってこうなるとどれが事実かなんてわからんから。とりあえずこういう問題が起こることで「報道は真実ばかりを伝えるものではない」ということが世間に広がればいいと思う。報道ってある事象に対してその報道機関の目を通した上で世間に流れているもので、それは自分が目の前で見ている「真実」とは決定的に異なる。朝日新聞や告発ディレクターのサイド、そして安倍氏のサイド、これだけ言ってることが真逆だと笑うしかない。どっちが本当かとか、内容自体が本当に偏向したものなのかとか、右翼とか左翼とかそんなことには個人的には興味がない。個人的に思うところは、仮に告発者側が正しいとすれば、もし政治家がクレームをつけるなら放送前ではなく放送後に、しかも表舞台でするべきことであり、極端な話をすればちょっとでも政治的な問題を含む行為は国会議員は国民の見えないところで本来はするべきではないと思うし、逆に安倍氏のコメントを信用するなら、国民が名前を挙げたら誰でも知ってるようなメディアでも本当のことを言っていない可能性がいくらでもあるということである。この問題が起こったことによって政治家と報道機関との位置づけについて考える機会と、内容の偏り云々の問題を含めてメディアの言い分を鵜呑みにしてはいけないという認識が世間に広がればいいのではないかと思う。ものの見方はひとつじゃなくて、そして発言力の大きい小さいに関わらずある特定の考えを持ったものを通して流れてくるものがニュースなんだぞと。ネットの個人のサイトで言っていようが大手の新聞が言っていようがそういう(特定の考え方という)フィルタを通った上で言われているという意味では同じことで、大きいものが言っているから正しくて、小さいものが噛み付いているだけ、というものではないということ。ちなみに報道機関に勤めたいと考えたりもする私だって「こういうものを伝えたい」という明確な意図があるから志望するのである。ほら、この時点で偏向するのは当然じゃない。こうやって意図をもって入る人たちを、またある意図を持った人たちが選考して出来上がってるのが報道機関なんだから。

【長くなっちゃった】
ちなみに個人的な感想をひとつ。安倍氏のサイトで「朝日新聞らしい、偏向した記事である」というコメントがあるが、内容に反論するのはいくらでもやっていいと思うけど、アタマにそうやって加えちゃなんとなく小せぇ男に見えちゃうよ。表舞台に立つ人なら言い方は大事。

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