一点の「濁り」もないBlog “G”

北海道を離れ、新たな土地で再出発。それに伴いタイトルだけリニューアル。
ただ、看板は挿げ替えたが内容は相変わらず。

仲介者の重要性

2005-01-15 | Weblog
【なんか見たことある】
今文献が手元にないのではっきりとそうだとは言い切れないのだけど、研究室に入ってすぐぐらいの文献ゼミでたぶんこのグループの研究の文献を取り上げた記憶がある。そのときは肝炎ではなく腸炎のしかも実験動物レベルでの話だったが、でもラクトフェリンの効果の話だった。ラクトフェリン大好きなんだろうなぁ(もしくは企業からやってと言われているか)。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050114i301.htm
NATROMの日記経由)

【にしても】
NATROM氏も記事の中で「問題は、読者をミスリードする記事」おっしゃっておられるが、まさに同感でこういう記事を出すときには言葉にもっと気を使わなければいけない。私ら一介の学生のゼミ程度の世界でも「有意差がある(もしくはない)」というところには非常に気を配るし、有意差がないときは「~な傾向は見られたが有意差はなかった」とはっきりと言う。この記事に関してどうかということは研究者による報告を直接見ないとなんとも言えないけど、普通研究者がそんなところに気を使わないはずはないだろう。情報を読み取って送り出す人間(要するにマスコミ)がもうちょっとそういう分野に対する認識やbackgroundを持っていればずいぶん変わるのにと思うし、これまでも折に触れて思っていた。実際私の父も以前某TV局から取材があったときに、そのあまりのわけがわかってない質問ぶりに閉口したと言っていた。そのへんが私が報道機関を志す一番の理由なんである。

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