骨董と偶像

好きなもの&気になるものリスト

『下妻物語』みたび!

2004-11-30 09:01:00 | 映画
というわけで(どういうわけで?)、『下妻物語』スペシャルエディションのほうを購入した。さきほど第一回目の鑑賞(劇場で二回だから、都合三回目)。
まだ、本編ディスクのほうしかみてないけど。

冒頭に登場するあの牛の名はコユキちゃんっていうんだね。
『ロリータの一生』はラスト2ページの再現のみ(ハハハ)
で、スタンダードとスペシャル、どっちがよかったのかといえば、やっぱりスペシャルのほうがいいよ!
イチゴと桃子がバイクで牛久大仏から戻ってくる途中、荒川良々の八百屋さんの車(さきほど桃子のDJと激突、大破)が煙あげてる現場を通過。荒川良々が「待て、このやろー」という未公開シーンが含まれていたり、阿部サダヲの一角獣の龍二誕生秘話(新作)も見られる。深田恭子は声のみの出演。

荒川良々の八百屋さんが「下妻のジャスコはスーパーなんてもんじゃねーの。何だってある。何もかも揃ってる。東京のパルコ以上だ」というセリフがあるけど、パルコは特別協力に名を連ねてないんだな。

あー、なんか土屋アンナの顔みてたら、『茶の味』も早くDVDで再会したくなった。
マツケンサンバは紅白に出るけど、「山よ」はかなわなかった模様。


ボケ防止&脳内活性化:七人の侍篇

2004-11-29 22:22:58 | 映画
「七人の侍」の役名と俳優名をセットで言いましょう。

菊千代=三船敏郎
勘兵衛=志村喬
五郎兵衛=稲葉義男
平八=千秋実
久蔵=宮口精二
七郎次=加東大介
勝四郎=木村功

忘年会の帰途、電車の中で酔いと戦いながらお試しください。
うまく言えたら、生き残ったのは誰と誰、死んだのは誰と誰、死ぬ順番は・・・と自問自答しましょう。各人のキャラは、左から菊千代・勘兵衛・五郎兵衛・平八・七郎次・勝四郎(およびその童貞を奪っちゃう志乃)・久蔵の順に対応させたヒヨコを参考に(なってるのか?)。

オレハ、サムライヨ!        

ゴジラよ、いずこへ

2004-11-29 00:26:50 | 映画
東宝の怪獣映画って、一匹だけの恐怖感や、一対一の緊迫感が大好き。『ゴジラ』『ゴジラの逆襲』『キングコング対ゴジラ』『モスラ対ゴジラ』(幼虫二匹出てくるけど)

それが十体以上って、ちょっと多すぎない?とサービス精神よりも危惧を感じてしまった。過去の怪獣総進撃の宣伝用スチールでもみて、にわかに企画思いついたんだろうか。
それとも平成ゴジラシリーズで出せなかった人気怪獣をできるだけ出しておけ、というのが先にあって、ストーリーはあとから考えたのか。
『デビルマン』も巷で怒りが渦巻いているけど、今度のゴジラも・・・!?

ゴジラ・ファイナルウォーズ

まあでも、デキの悪すぎる映画も、最近は「ぜひ劇場で確かめてみてほしい」といった調子が目立つね。

お粗末なり、にちぎん

2004-11-26 00:03:48 | Weblog
新札のゾロ目、横領。あんなナンバーが並んでて楽しいんでしょうか。「かんりにん」は一万円札に一万円以上払う気はしないんですけど。

ニュースきいた時、やったのは男かと思ったけど、五人中四人が女とは。

日銀女性社員。美人が多いらしいですゼ~。
何でも、出会いの少ない職場なので、男性職員のお嫁さん候補を想定していると分析する方も。
まあ、どうでもよろしいけど、おのれを律することはできそうにありませんので、顔で選ぶと苦労するかもしれませんな。

今回は単純に「とりかえっこ」だったために実害は出てなさそうですが、過去に「とりかえっこ」しなかったヤツもいるんじゃないのォ?
そうすると、アレですな。海外で見つかった新千円札の見本も・・・・・・

処分は停職だそうですが、人間ヒマになるとロクなこと考えません。きっちり働かせた上で、一定期間、お給料を「こども銀行券」(おもちゃのお札セットとして玩具店で売られているやつ)で支払うってのはどうでしょう!?

やっぱスキだったのか荻上(涙)『げんしけん』

2004-11-24 23:33:30 | 
『げんしけん』も第五巻が発売されまして、前巻ラストで登場した1年生・荻上が本格的に活躍(?)。まあ、大野さんに本性を暴かれてしまうなど、けっこう弄られてますが、斑目と笹原の前でこれ見よがしにイラストを描いてたり、笹原と久我山が言い合いしている横でベソベソしちゃったり、と「無表情キャラ」でありながら表情たっぷり。きわめつけは、「第一回緊急コミフェス対策 原稿ほとんどできてねぇよ会議」の席上で、自分がもう少しマンガ描きましょうかと遠慮がちに提案したものの、単純に負担を背負わせたくないという笹原の「好意」によって退けられ、さびしそうに「そーですか」というシーン。
内にモチベーションいっぱい秘めていながら、現視研の「空気」を用心深くヨミながら、先輩たちの前で出過ぎないように行動する荻上(ド田舎から上京)の心理がよく出ている場面だと思う。
もっとも、「作りたいんでょ、同人誌」と煽る「必殺仕切り人」咲ちゃんだけは荻上の心理を読み取っていた。

それまで茫洋としていた田中が気に入っていたのですが、今や荻上がいちばんのお気に入り。あんまり気に入ったんで、ひさしぶりにイラストを描いてしまいました。とはいえ、道具がほとんどない状態だったので、輪郭をマジックで書き、デジカメで取り込み、マウスで塗ったという手抜きもいいとこなシロモノ。チョークのタッチにしたのはゴマカシのため。
でも、色までつけたのは十何年ぶりかも。
せめてパッドがあれば・・・・・・(捨てちゃった)

げんしけんOFFICIAL BOOK(KCDX)
木尾士目

出版社 講談社
発売日 2004.11
価格  ¥ 980(¥ 933)
ISBN  4063349551

bk1で詳しく見る オンライン書店bk1

「ドラえもん」声優陣交代、に思う

2004-11-22 22:55:51 | Weblog
全員の年齢聞いたら、「いつまでやっとんじゃー、ボケーッ」と思いました。ああ、でも小原乃梨子さんの声は好きなんだなあ。
でも、大山のぶ代って、ドラえもん声優第一号ではないんだよね。もちろん、ヒットしたのは彼女になってからなんだけど。ちなみに最初のドラえもんの声は富田耕生(旧作ムーミンのスニフの声、マジンガーZのドクターヘル、サイボーグ009のギルモア博士、小さなバイキングビッケのハルバル父さんなど)。二代目が野沢雅子(ご存知、銀河鉄道999の星野鉄郎)。大山のぶ代は三代目?になるのかな。

浦沢直樹の『プルートゥ』にドラえもんは出てこないのだろうか?
コミック第一巻のラストで、ゲジヒトに向かって「ボク、ドラえもん」って(なわけないだろ)。

サザエさん、ルパン3世のほうは、どうなんでしょう? いや、『プルートゥ』出演ではなく、声優の交代の話だよ。
すでにオリジナルメンバーから死者を出しているサザエさん、ルパン3世については終身雇用?
そういえば、五右衛門は大塚周夫→井上真喜夫、峰不二子は二階堂有希子→増山江威子、ルパンは山田康男→栗田貫一。もう次元と銭形のとっつぁんしかいなかったわけね。

これからは長寿アニメも、水戸黄門のように世代交代が珍しくなくなるかも。

エッチな一休さん

2004-11-22 20:39:57 | 
スキスキスキスキスキスキ、いっきゅうさん!

何がスキかって、もちろん「おんな」ですよ。
「美人の淫水を吸う」とか「美人の陰、水仙花の香有り」とか「妻の股間に水仙の匂う」とか。
しかも愛人森侍者(かよちゃんではありません)は盲人。相手の目が見えないのをいいことに、ああ、あんなことや、そんなことまで!

すけべ坊主一等賞ですよ、きまり!

狂雲集(中公クラシックス J1)
一休宗純〔著〕・柳田聖山訳

出版社 中央公論新社
発売日 2001.04
価格  ¥ 1,470(¥ 1,400)
ISBN  4121600037

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ちなみにアニメ「一休さん」の主題歌では「だけど喧嘩はからっきしだよ、三級品」とあるが、実際の一休は兄弟子養叟にくってかかるほど好戦的な男だったのだよ。

生産性激減(自動更新って、疲れるなー)

2004-11-20 05:18:56 | Weblog
なぁ~んも考えんと、Windowsアップデートとウィルス対策ソフトをともに自動更新に設定していたら、こちらの使用時間にみごとに干渉してくれて、かわりばんこにファイルをスキャンしにいき、何やらダウンロードを開始。わが非力なPCはヒイヒイいっている。
キー受付もものすごくスローモー。(SP2が落とされてた。汗)

で、自動更新はどちらもはずした。思わず、ジムシイの「太陽エネルギーって、疲れるなー」(「未来少年コナン」)というセリフを思い出してしまった。今再放送を教育テレビでやってる。そのシーンは最終回近くに登場。


自動更新によってPCが乗っ取られている間にしたこと。借りてきた『デスノート』4巻と塩野七生著『パクス・ロマーナ』を読んだ。
これは生産ではないな、きっと。

いつも何度でも♪『千と千尋の神隠し』

2004-11-19 00:47:39 | 映画
『陰陽師』同様、名前が重要なテーマになっている宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』。
これも個人情報の危うさが根底にあるような気がしている。

「湯婆婆(ユバーバ)は名前を奪ってその人を支配する」という設定は、まさに「しる」者に通じる。『陰陽師』でも安倍晴明が言っている、「ものの根本的な在様を縛るというのは名だぞ」と。

自分の名前を忘れかけてた千尋に、ハクは注意する。
「自分の名前を忘れないで」

そのハクは、どうしても本当の名前が思い出せないでいる。
しかし、ラスト近くで千尋が「幼い頃に落ちた川の名前」をつぶやく。
「その川の名前はね、こはく川」
それを聞いたハクは自分の名を思い出す。
ハクの本名は、ニギハヤミコハクヌシ。漢字で書けば、「饒速水琥珀主」となるのであろうか。
しかし、「かんりにん」はあえて「饒速水小白主」としたい。

古代神話が好きな人は思わずニヤリとするだろう。まっさきに連想するのは大和朝廷誕生以前に畿内を支配していたという饒速日(ニギハヤヒ)という神様の名前。ニギハヤというのは、出雲系の一族である。後に蘇我氏に圧迫された物部氏の祖ともいわれている。

この『千と千尋の神隠し』のひとつ前の作品が『もののけ姫』である。主人公アシタカの故郷は今でいう東北地方(モデルは白神山地ともいわれる)。アシタカたちの先祖はヤマトとの戦で敗れ、北方に潜伏したエミシの一族であった。物部もエミシもヤマトという中央の代表に敗れ去ったものたちである。
小白という字が含まれる地名(川も)は東北各県にみられる。
それに、琥珀よりも小白のほうが、白龍の姿をとるハク少年のイメージに近い。

『千と千尋の神隠し』には、前作『もののけ姫』のテイスト、残滓とでもいったものが含まれているような気がする。

『陰陽師』

2004-11-17 00:09:35 | 
「かんりにん」は滅多に後悔しない(しても、すぐに割り切る)のだが、たまに後悔の念が尾をひいたままひきずっていることがある。
大学の卒業名簿に名前や勤務先をついうっかり載せてしまったことである。以来、職場へしつこいテレアポ攻撃を受けている。お墓、先物取引、賃貸マンション経営、株式etc...

一度、名簿を修正するチャンスがあったのに、頭にきていた「かんりにん」は返信ハガキを出さずにおいた。掲載された情報はもちろんそのまま。
やはり、あの時、でたらめな情報を流しておくべきだったのだ。
そんな「かんりにん」に意見してくれたのが平安時代の陰陽師安倍晴明だった。

「おぬしは不用意に本名をあかし、ホイホイ返事をするから呪にかかるのだよ、博雅」

                   (夢枕獏原作、岡野玲子画『陰陽師』第一巻より)

かわいそうに、物の怪に名前をきかれて本名で返事しちゃった源博雅は金縛りにあってしまうわけですね。偽名を名乗った晴明のほうは「呪(しゅ)」が効いていない、と。

かつて「しる(知る)」というのは、単に知識としての意味合い以上に深い意味がこめられていた。
辞書をひけば、経験する、おのれのものとする、といった意味まで記載されている。
「女をしる」とくれば、その女性とセックスし、肉体関係ができたことを意味する。本来は、庇護のもとにおいて金銭的な面倒をみてやり生活する手助けをするという意味まで含まれる。
通い婚が通例だった王朝時代には、女性が相手に名前を教えることは「しられる」ことにつながった。女性のほうに選択権があるのだから、不用意に名前を明かすことはできなかった。援助が期待できないような相手に肌身をゆるすわけにはいかなかったからである。

『陰陽師』は10年も前に個人情報の重要性を訴えていたのである。

で、今は迷惑電話のほうはどうしているかって?
フフフ。内緒です。