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「ちば」のロゴ

2006-11-12 22:58:58 | Weblog
「ちば」のロゴが不評らしい。県がグラフィックデザイン界の重鎮、仲条正義氏に制作依頼したものだが、デザイン云々というのは他県の人間であるかんりにんが言うのは控えよう。
むかし、JR東日本が愛称をもうけようとしたことがあり、審査委員のひとりだった小林亜星が押し切る格好(少なくとも世間にはそういうふうに伝えられた)で「E電(イーデン)」に決まったことがある。東のEAST、いい電車のイー電という意味を込めたものだったようだが、審査の経緯も伝えられるにしたがって、「ふだん満員電車にも乗らない連中が何をいうか」と不評だった上、当然だがまったく定着しなかった。しばらくの間、駅周辺に「E電」の看板がひっそりかかっているのを目にした方も多いはず。
それと同様に、今回のロゴ問題もロゴの良し悪しというよりも、県民をもう少し巻き込んで、県民投票型のコンペにするなど、配慮が必要だったのではないだろうか。
千葉県は「あか抜けない千葉県のイメージ一新」が狙いとして、著名なデザイナーに依頼したのであろうが、その際、よくコンセプトや出来について話し合ったのだろうか。どうもデザイナーが出してきたものを何も評価せずに受入れてしまっているとしか思えない。
県民からすれば、「えーえ、一般県民はどうせ垢抜けてないから素晴しいデザインなどはムリですよーだ」とカチンとくる人もいるのではなかろうか。
税金を使って、しかも県民に愛着を持って欲しいのだったら、こうした手法自体を改めなければならない。

千葉初の県ロゴに県民からブーイング!