すげえブツがヤフオクに出ました
ヤフオク取締官の偽者です
コルトの1861Navyというのは
大傑作の1851Navy
この51Navyはペリーが日本来訪の折に
将軍への献上品として持参したという記録があるようです
来航は1853年ですから最新型もいいところだったわけですな
51Navy国内でたちまちコピーされ
1860年の桜田門外の変では井伊直弼大老の暗殺に使われています
たくましいな日本人
61Navyはこれの改良型
材料の強度が向上したので余分な肉を抜くことができ
計量化が実現された
トイガンも出てまして以前お話したことがあります
コルトの中で最も美しいとされながらも時代がメタリックカートリッジに移ってしまったため
生産数が少ないモデルです
口径は.36で.36口径は海軍で使用されていたので
Navy Caliberと呼ばれます
.36とはいかにも半端に見えますが
弾頭径は正確には357/1000インチつまりは
これを金属薬莢にしたものが今の.38口径です
で、61Navyは綺麗だなぁ
でさあれ?と思うわけよ
シリンダーのボアでかくねぇか
読み進めると
2つの勘違い
出品者が言っているのは1861Navy
1851Armyってなんだ?
手元の資料によれば61Navyに6桁の製造番号はない
登録証の口径壹・O
これはArmy carberno.44口径のことでしょう
そうするとこれは
ドラグーンモデルを新材料で軽量化した
M1860Armyということになります
この段付きシリンダー(リベイテッドシリンダー)はM1860Army特有のものです
これは60Armyであったか
100万という価格ですが、アメリカのオークションでは
最高コンディションで$15,000あたり
新選組の活動期は1863年から1869年
製造番号は1861年に2000から始まって1863年は85000
製造番号は1861年に2000から始まって1863年は85000
1864年が1500000からのスタートだから1863年製ということになりますな
状態はいいようなそうでもないような
まあ骨董なんてものは買う人の心の中に価値があるもんですから
値段の問題はどうでもいいか(笑)
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