ヤフオクオールドナイフウォッチャーの偽者です
いささか、趣味に関して浅い有名人が
いいとか言ってちょいとブームになり
相場が上がり気味だったオールドガーバーのお話を中心にヤフオクの無駄話
1987年ごろ経営難から創業者一族の手を離れ
フィンランドのフィスカ(フィスカーズ)に買収されます
一般的にはそれ以前の製品をオールドガーバーといいます
が、
いま生産中止品を何でもかんでもオールドというし
100年たってもいないのにヴィンテージとか言っちゃうからね
そのオールドで一番値が付くのが
ガーバー初のフォールディングナイフ
ガーバーフォールディングハンター
ステンブレード、デルリンハンドルは一番人気のないモデルですが
使ってみるとそのハンドル形状の巧みさに唸らされます
不人気でも4万とかついていたのに値段落ち着いてきたかな
アメリカンナイフの代名詞と言ってもいいほどのR.W.ラブレス
68万は高いか安いかはわかりませんが
この方、作品によって出来のいい悪いが激しい様です
デラウエアの乙女と呼ばれるヌードマーク
親しい友人向け、あるいは特別仕様に付けられるもの
とされていて日本では珍重されているんですが
ナイフ自体を見てこれいい出来だな
と唸るようなのは普通のロゴが付いていることが多いです
で一番の問題は解説
入札者はわかっているから問題ないけど
これドロップポイントじゃなくてセミスキナー
ドロップポイントに明確な規定はないのですが
ナイフのパターンがが刃先に行くにしたがって下がってるのがドロップポイント
このナイフは一寸上向きのセミスキナー
こんな感じ
セミスキナーは先端がちょっとせりあがっている
セミスキナーは先端がちょっとせりあがっている
これは日本のMOKIというメーカーのOEMでベレッタブランドで売られたもの
出来がすごく良くて現役時代為替レート相まって18000円くらいで売られていた
仕上げもいいし文句は出ないが価格がすげえ(笑)
これはすげえ出来がいい時代のGERBER
あんまり人気ないんだなぁ
このころのGERBER本地にいい出来で
ロックしてもかっちりで刃先のブレなんてないし
砥ぎやすくてよく切れて刃持ちもいい
ブレード鋼材は440C
JISにもあります
440Cというダイス鋼を刃物に使うってのは画期的なアイデアだったんだけど
ハイス鋼の代品みたいな受け取られ方されて
156CMやATS34が出てからはそれがより一層ひどくなった
156CMやATS34が出てからはそれがより一層ひどくなった
みんなの目は節穴(笑)
ATS34は熱処理で硬度がHRC64まで上がるのですげえ人気が出た
ジェットエンジンのタービンブレードに使われているという156CM
これ耐熱性の合金鋼の錆が深く出るという欠点がああって
どうか何かを添加してを改良した鋼材なんだけど
まあこれが出てから日本のナイフはATS-34一辺倒
このころから、ナイフ買わなくなってきたのは
熱処理がいい加減なのかとにかく硬いばかりで全然研げない
研いでも切れるようにならない
そんなのが多かったです
ワタシ440Cやスイスアーミーなら産毛がそれるくらいには砥げますけど
熱処理の不適切なATS-34は無理でした(笑)
さて定期的に出てくる
BBRのモデナランボルギーニ
やっぱ一万円超えるよなぁ
BBRも50こくらいで抜いたらどうかね