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Fly to the BLUE

2006.7.13 更新終了

富山だー

2005-12-26 | 
第2章・北陸編!
最初は富山。

15:29 富山着

富山では、マスの寿司を仕入れつつ、街を見てまわろう。
昼飯も食べたい。

何を食べるか決めるため、観光案内所で尋ねた。
富山は魚がうまいと。
今の時期は寒ブリがいいらしい。
あ~、食べたい!
だけど、予算の都合でここでは贅沢出来ない。
手頃なものはないものか。

まだ今夜の宿を予約していなかった。
金沢ユースホステルに連絡して、予約完了。
さあ街を歩こう。

マスの寿司で「高芳」という人気の店があるらしいので、そちらの方に歩き出した。
雪が降っていたが、折り畳み傘をさすのは面倒いのでやめた。

少し歩くと市役所が出て来た。

えらくモダンな建物だ。
てっぺんに変な形の塔がくっついている。
これは何かあると思って市役所に入る。
展望台があった!
富山の街を眺めつつ、見て回るルートを決定した。

なんだか、街に着くと最初に高いところに行くのがパターン化してきたね。
まあ、遊園地だってだいたい最初に観覧車に乗るもんだろ。
違うかな?

松川沿いに歩くと、路面電車の通りに交差した。
ちょっと路面電車に乗ってみたいかも。
そのすぐ近くに「高芳」があった。
マスの寿司ゲット!

次に富山城址を目指す。
やぐらと堀の一部だけ残っていてあとはでかい公園。
どうってこともなく、次へ。

県庁公園。
上から見たときは、雪の中を除雪されてできた道が、ナスカの地上絵みたいになっていて面白かった。
だけど、歩いてみると、ただの道。
これもつまらん。

駅へ戻ろう。
途中の居酒屋の冬の特選メニューなどがやたら目につく。
腹が減っているもんだから、うらめしいじゃないか。
予定の電車まで残り1時間。
駅の特選街で何か食べて、お土産屋をうろうろすればいいだろう。

富山の名産に白エビがある。
甘海老より少し小さいくらいのエビ。
よって白エビ天丼630円に決めた。
ちょっと安っぽいけどなかなか。
ほんとは刺身の白エビ丼を食べたかったけど、値段が倍以上だからね…。

駅の放送。
隣りの駅、呉羽で人身事故が発生。
上下線ともに運転を見合わせております。

あ~、なんかもう、今日はそういう日なのかね。
あっちで遅れ、こっちで運休、そして人身事故。
鉄道のダイヤ組むの大変そうだ。

お土産屋を回るが、仙台のときほど試食はなかった。
仙台が凄すぎなのかも。
「高芳」のマスの寿司も売ってた。
遠くまで買いに行くことなかったか。
いやいや、マスの寿司自体、東京のお土産屋でかえるんだ。
それを富山で買うから意味がある。
てことは、出店してる店じゃなく本店で買うことにも意味があるんじゃない!?
絶対に僕が買ったやつが一番うまい!

さて、やることがなくなった。
駅のホームで立ち往生している電車に乗っちゃえ。
電車は44分遅れで出発した。

18:01 富山発 北陸本線 福井行き

新潟県横断

2005-12-26 | 
10:28 新津発 信越本線 長岡行き

おにぎりとサバ缶で遅い朝飯。
これが昼飯になる可能性もあり。
天気良く、日が照ってくる。
11:24 長岡着

お土産屋をうろうろ。
やはり昨日の事故の影響で、山形あたりが運休になっている。

11:49 長岡発 信越本線 直江津行き

一眠りすると、柏崎あたりに来ていた。
柏崎からは日本海を見ながら走る。
噂に聞く冬の日本海は、ものすごいことになっていた。
嵐かと思うくらいよく荒れている。
あちこちに大きな波がたっていた。

ところで柏崎には、今年一度来たことがある。
柏崎には原子力発電所があって、例によって見学しに行ってたのだ。
大したことはなかったのだが。

不思議なのは海岸沿いの地域には雪が積もってないこと。
海が暖かいからかな?
ただ風はものすごい。
電車の窓の振動がハンパなく、台風と思えるくらい。
ちょっとびびってたんだけど、地元の乗客は当たり前かのように、何も反応していなかった。

13:37 直江津着

乗り変え。
長野方面もダイヤが大幅に乱れている様子。
待合室が人であふれていた。
13:37 直江津発 北陸本線 金沢行き

これで今日の目的地への到達は、ほぼ確定だろう。
天候は悪くないし。

ここからはトンネルが多い。
新潟県から富山県への県境付近に、親不知子不知(おやしらずこしらず)という名勝がある。
その場所の付近は平地がなく、昔、通り抜けるにはその海岸を進むしかなかった。
非常に危険な難所で、例え親子の間柄でも、自分の心配だけをしながら歩ききることになることから名が付いたそうだ。
どんな場所なのか一度見てみたかったが、電車ではトンネルで抜けてしまうため見れなかった。
今回は断念。
見に行くためには、ヒッチハイクが必要っぽい。

市振の関を抜け、電車はついに富山県に入った!

これぞ鉄道の旅。か?

2005-12-26 | 
磐越西線は大幅な遅れを出した。
7:58に新津に着く予定だったこの電車は、遅れに遅れて2時間14分遅れ。
白い山の間をやたらでかい川沿いにゆっくり走る。

途中で巨大なトリがわらわらいる場所があった。
ダチョウ牧場だ!
何故こんな山の中に?
謎を残したまま、あっという間に電車は通りすぎる。

電車の乗客は2名。
僕の車両は僕一人だけ。
ある意味贅沢じゃないか。
僕だけのために電車が走ってるみたいじゃん。
しかし、腹減ったぞ!
何か食べ物を…。
今持っているのはと。
サバの缶詰、サケの缶詰、カップラーメン。
缶詰食べるにも箸がない。
カップラーメンにはお湯が必要…。
あるじゃん!
宿からペットボトルに入れて持ってきたお湯が!
あ、箸ねーと食べられないじゃん。
だいたいお湯ぬるくなってるし。

10:12 新津着

待ち時間におにぎりを買った。
箸ももらった。

南東北編終了

2005-12-26 | 
ケータイのアラームできっかり五時起床。
まだ外は真っ暗。
てか、さぶっ!
だが、のんびりしている暇はないのだ。
5:41の始発に乗りたい。
計算通りぴったり20分で仕度を完了させ、早々に宿を出た。
ペットボトルにお湯を入れておく。
シーツ入れが出てなかったので、玄関付近にシーツを置いておいた。

外は激しく雪が降っていた。
雪国はこうでなくっちゃ。
何かこれこそ旅って感じ。
道路はスプリンクラーで常に水が流されている。
路面の凍結を防ぐためだろう。
早朝だから車の通りはほとんどない。
遠慮なく、歩きやすい車道を歩く。
発車時刻五分前に駅に着いた。
塩川駅は無人駅。
そのままホームへ。
待合室で雪を払う。

5:41 塩川発 磐越西線 新潟行き

乗客は2、3人くらいか。
車内はちょっと寒い。
車掌がやってきたので18きっぷに3つ目のスタンプを押してもらった。
駅名の代わりに「新潟運輸区」と刻まれている。
今回の旅の南東北編はおしまい。
また新しい旅というつもりで北陸編に移ろう。

行ければね。
やはり雪の影響で遅れが発生。
単線の場合、電車のすれちがいのタイミングがあるので、結構遅れる。
先の方で木が倒れているらしい。
40分は止まったまま。
最終的に一時間遅れそうだって。

やっと空が明るくなって来た。
今日はいったいどうなるのでしょうか?

洒落にならん!

2005-12-26 | 
今夜はテレビ見つつゆっくりしておる。
明日の天気が知りたいんだよな。
で、ニュースを見てると、洒落にならん事故が起ってら。
羽越線で脱線事故
大雪やら強風やらが原因か…。
死者もでている。
冗談抜きで明日は我が身だ。
現実的には、明日は鉄道の運行が慎重になると思う。
ちょっと天候やばくなったら、運休になるんじゃないかな。

明日は大移動日で、北陸・金沢まで行くつもり。
ほとんどが新潟県の移動になる。
手詰まりならば、一度横浜に帰るという選択肢を選ばなければならないか。
もしくは、全く新しいプランを作ってみるのも面白いかもしれない。
とりあえず、何にもないところでの立ち往生だけは避けたい。

他のニュース。
仙台の一番街の歩行者専用アーケードで車が暴走
複数の怪我人が出た模様。

一番街!
まさに昨日歩いたところ。
テレビの映像は完全に昨日見た場所まんま。
これこそ、昨日だったら我が身。
あそこは本当に人でごったがえしてるんだよ。
クリスマスたから特にね。
仙台中の若者が集まっているわけなんだから。
渋谷のセンター街と比べても遜色ない。
そんなところ暴走されたら、分かっていても逃げられない人いるって。

こえーな。
イヤホンで音楽聞きながら歩いてたら、車の音聞こえないだろうし。
犯人は太白区の人。
僕が昨日泊まったのも太白区。

ここ男湯だよな!?

2005-12-26 | 
塩川も蔵のある和風の町並み。
予約したときの脅しにびびっていたが、路面は会津若松や喜多方といっしょ。
全然普通に歩ける。
普通の靴でも歩けそう。
今日一日晴れだったからね。
そうか、深夜に雪が降れば帰りが歩けなくなるからか。

会津の里ユースは本業が酒屋とお好み焼きで、グループで来れば楽しそうだ。
素泊まり2600円と異常に安い。
近くの健康センターのお風呂も料金に含まれていて、1回入れるのだ。
九時までだけど。

早速、その健康センターへ行ってみた。
まあ、ちょっと新しめの銭湯って感じだ。
じいさんばっか。

他の人は風呂からあがってしまっていて、僕一人だけで、ゆっくりつかってから風呂からあがった。
風呂場から脱衣所への扉を開けると、小さい子とその親が脱衣所でかがんでいた。
いまから入るんだろうと、僕は気にとめずに上がろうとした。
だが僕はふと、何かに気付いて、動作を巻き戻し、風呂場に戻り、扉を閉めた。
間違いない!
今の人は女性だ!
向こうはまだこちらに気付いていないようだった。

なんだこれは!?
女湯には入っていないはず。
さっきまでじいさんがいたんだから。
じゃあ、時間で男湯、女湯交替制か?
それでも、事前に何か知らせがあるはずだ。
これは罠か!?
誰かが僕を陥れようとしているのか!?
暖簾を男女ひっくり返して。

とにかく向こうに気付かせないと…。
もうすぐ入って来てしまう!
隠れるのはまずい。
事態を悪化させる恐れがある。
とりあえず、こちらからは見ないようにしつつ、あちらが男湯だと気付くように、洗い場に立っていた。
女性が入ってきて、少しの間をおいて気付いたようだ。
大騒ぎで出ていった。

しばらくして、じいさんが入ってきて一安心。
僕は無実のようだ。

喜多方ラーメン

2005-12-25 | 
喜多方に着いたらもう真っ暗。
ラーメンと蔵の町・喜多方と銘打っている通りは、歩くとラーメン屋、歩くとラーメン屋。
本当にどっちを向いてもラーメン屋がある。
ラーメン屋の密度なら日本一なんじゃないだろうか。
もちろん蔵もあちこちに密集している。
人はあまり出歩いておらず、静かな時間であった。

早速、「坂内食堂」に直行。
裏通りのような細い道を通って行くので、迷いかけた。
「坂内食堂」は名前の通り、食堂って感じ。
普通ラーメン屋といえば、カウンター席がメインで、テーブル席ちょいちょいというイメージがある。
坂内食堂は食堂にあるような無骨なテーブルやお座敷がメイン。
こういうタイプはなんとなく安っぽいイメージなんだよね。
僕は前者のストイックな感じが好きなのだ。
ラーメンを通して職人と対話しているような気になる。
ラーメンに限らず、最近カウンター席にはまっている。

肉ソバ850円を注文した。
どんぶり一面にバラ肉のチャーシューがちりばめられ、食べごたえ十分。
喜多方ラーメンは麺は太い縮れ麺。
スープはあっさり醤油味。
うまかった~。
でもね、この店東京にもたくさん進出してるんだなぁ。
まぁ、ここまでやって来て食べることに意味があると思いたい。

時間があるのでもう一軒食べようと思った。
もう少し歩いたところにある、「まこと食堂」へ。
ところが、「本日は閉店しました」の札が!
まだ、6時なんだけど…。
早いよ~。

喜多方のラーメン屋は、閉まるのが早い。
七時とか八時には閉まってしまう。
ちょっと時間の感覚が狂ってきた。

とりあえず駅に戻ろう。
商店街に出た。
やはり人はほとんど歩いておらず、クリスマスの音楽だけが虚しく鳴り響いている。
商店にも人がいない。
店番の人は蝋人形のようだった。

もういいや。
宿に行こう。
ちょうど駅に着いたとき、予定より一本早い電車がくる時間であった。
しかし、ダイヤの乱れで30分の遅れが発生していた。
僕は暇だから気にならないが、他の人たちはクリスマスだけに結構焦っていた。
急いでいても、代替手段がタクシーしかないというのは、大変であるなぁ。
とアイスを食べながら、思ってた。

18:57 喜多方発 会津若松行き
19:07 塩川着


会津若松の歴史

2005-12-25 | 
そういえば、今日の宿を予約していなかった。
塩川にある会津の里ユースホステルに電話。
「今日誰も宿泊者いないんで大丈夫ですけど」
ですけど!
「雪深いので、普通の靴では無理ですけど、よろしいですか?」
大丈夫です!
と予約できたものの、ちょっと不安になる。
僕のブーツは普通の靴じゃないよな…。
僕しか宿泊者がいないのも気になるところ。

鶴ヶ城に到着。
鶴ヶ城は決して雪だるまにはなっていなかった。
城の勇ましさに、雪が乗っかって、風情があった。
いとをかしって感じだ。

戊辰戦争では一ヵ月の籠城戦の舞台となったのが、この鶴ヶ城だ。
この城の中に五千人が一ヵ月立て籠もって戦ったというのだからすごい。

領内には、千利久の息子をかくまうための茶室「麟閣」や雪をかぶった桜の木が植わっている庭園などがあり、城の美しさとあいまっている。

時間を使いすぎてしまった。
飯盛山も歩きたかったが、時間が足りないようだ。
バスを使えば飯盛山の前を通りつつ、若松駅に行ける。
予定を変更して、電車の時間を繰り上げることにした。

観光用のバス「ハイカラさん」は会津若松の見所を一周する。
1回200円と割安。
しかも、少し郊外に出ると、雪が完全に除雪されてないので、バスは大揺れ。
ちょっと横滑りしたりして、遊園地のしょぼいアトラクションより、よっぽどスリルがある。

バスは飯盛山の下を通った。
飯盛山は白虎隊の悲劇でよく知られる。
よく知られるって言ってるけど、僕自身昨日初めて知った。
歴史全然知らんから。
白虎隊は16、7の少年の部隊。
戊辰戦争で飯盛山に逃れた白虎隊は、城の方が燃えているのを見た。
それで、城が墜ちてしまったと錯覚して、皆自刃したという。
奇跡的に一人だけ蘇生され、証言によってその事実が明らかになったんだって。

会津若松は何とも、歴史のある町であった。

16:36 会津若松発 磐越西線 新津行き
17:01 喜多方着

会津若松で味噌田楽

2005-12-25 | 
郡山での電車待ちで、少し時間があったので、駅前のビッグアイへ行ってみた。
ビッグアイは恐らく郡山唯一の高層ビル。
郡山のランドマークである。
22階に展望室や科学館があり、地上から最も高い場所にあるプラネタリウムはギネスに載っている。

展望室からこれから進んで行くのであろう山々を眺め、さっと降りてきた。

11:43 郡山発 磐越西線 会津若松行き
13:03 会津若松着

喜多方にも行くので、17:21の電車に乗りたい。
若松の滞在時間は四時間くらいになるのか。

まずは歩いて、街の様子を見る。
道路に雪が大量に積もっているが、今日は日が照っているので、思ったより寒くない。
二十分くらいで七日町通りまで歩いて来た。
昨日のお女将さんにお勧めされた味噌田楽屋「満田屋」を訪ねる。

食材に全部で四種類ある味噌を塗り、目の前の囲炉裏で焼いてくれるのだ。
田楽コース1050円。
こんにゃく、とうふ生揚、おもち、しんごろう、さといも、身欠にしんというラインナップ。
しんごろうとは、お米を潰して、棒に円柱状にくっつけたもの。
きりたんぽみたいなものですか?と聞くと、微妙に違うとのこと。
きりたんぽは全殺し、お米を完全につぶす。
しんごろうは半殺し、半分だけつぶすのだ。
ちなみに、しんごろうは人の名前。
名物郷土料理をいただいて、大満足である。

南下

2005-12-25 | 
道中庵ユースを8時半に出発。
JR長町へ20分歩く。
途中にあったセブンで朝飯としておにぎりを買っておいた。
長町駅の改札で18きっぷにスタンプを押してもらった。
2回目のスタンプ。

8:58 東北本線 福島行き

今日は会津若松、喜多方へ行くつもり。
もちろん喜多方なのでラーメンを食べるノルマが発生。
ちょっと移動距離があるので忙しくなりそうだ。

昨日の居酒屋のお女将さんの話では、雪が大変なことになっているようだ。
鶴ヶ城も雪だるまになっているかもだって。
観光シーズンじゃないから、喜多方ラーメン並ばなくていいかもしれない。
若松からちょっと外れにある大内宿はまるで江戸時代にいるような感じの集落らしい。
民家を訪ねると旅人にソバをふるまってくれるんだって。
行きたいけど、ちょっと今回はムリかな。

電車の中で、さっきのおにぎりと家から持ってきたイワシの缶詰で朝食とした。
どーも、栄養が足りてない気がしたもので。
ちょっと顔色悪いし。

天気がいいもんで、気持ちよく電車に揺られた。

10:13 福島着
10:17 福島発 東北本線 郡山行き
11:05 郡山着