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Fly to the BLUE

2006.7.13 更新終了

松島四大観

2005-12-24 | 
松島四大観とは、松島を眺めが特に優れているとされている4つの場所で、幽観、麗観、壮観、傍観と名付けられている。
ここまで、東の大高森、北の富山と回って来た。
次は西の扇谷。
昨日の松島海岸より少し仙台よりのところにある。

なるほど、扇谷から見える景色は、陸に両側を阻まれつつ広がる海がまるで扇のようだった。

突然言われた。
「兄ちゃん、彼女いないね」
なぜ?
「こんな時期に一人旅だからさー」
そういえば今日はクリスマスイヴですな。
こりゃ笑うしかないわな。

松島四大観の最後は、南の多聞山。
ちょっとはずれの七ヶ浜にあって、仙台火力発電所の真横である。
ここの眺めも素晴らしい!
これで松島四大観制覇!!!
「ここが一番良かったよ」とおじちゃん。
それは何より。
おじちゃんは東北人らしく無口な人だったけど、なんとなく楽しんでくれているのは分かった。
こちらとしても、お世話になっている身分。
楽しんで頂けたのは、なによりうれしいものであった。



ヒッチハイクの出会い

2005-12-24 | 
縄文村というところを見て、来た道を引き返す。
ユースに戻って荷物を回収して、野蒜(のびる)駅へ向かう。
余景の松原という、松が一面に生えているところを抜けた。

駅から、松島方面に歩きつつ、ヒッチハイクできそうな場所を探った。
ヒッチハイクは3台目で捕まえられた。
最短記録である。

青森から仕事で仙台来たおじちゃんとおばちゃん。
今日は休みで野蒜海岸を見にドライブしてたのだ。
なんでも野蒜海岸で凧揚げがあるらしい。
車の天井に凧が張り付けてあった。

目的地は富山(とみやま)で、少し山に入ったところ。
車一台通れるかどうかって道を進んで頂いた。

山の奥には寺があり、3人で松島の風景を見ていた。
そして、おじちゃんは言った。
「他に行くとこあるんだろ。全部連れてくよ」
おじちゃんも僕の旅の行程に参加してくれることになった!
本当にありがたい!



奥松島

2005-12-24 | 
翌朝、ユースを出ててくてく歩くこと一時間、奥松島は大高森にたどり着いた。
天気が良くて、いい眺め。
遠くに見える白い山は蔵王かな。

しかし腹減ったな。
カキ食べたい!


昨日の続き

2005-12-24 | 
仙石線で三十分。
松島が見え始めると、初めて見るその風景についつい座席を立って窓に張り付いてしまった。

松島海岸駅で降りて、早速遊覧船に乗った。
午後3時で丁度最終便であった。

松島はさすが日本三景というか、すごすぎだわ。
日本の原風景というのか、なんか昔話に出てきそうな雰囲気がある。
波風に削られた岩肌も迫力十分。
これは一度は見ておいた方がいいよ!

船を降りて、海岸を北に沿って歩くと、ファミマ発見。
段ボールを手に入れた!
さらに歩いて、奥松島への道に入ると、僕はサインペンを取り出した。
段ボールに書いた。
「ヒッチハイク 奥松島」

ヒッチハイクは簡単に成功した。
買い物帰りのおばちゃん二人の車に乗せてもらった。
今日の宿は奥松島ユースホステル。

車で約十五分、地元の話など聞いた。
なんでも松島と奥松島でとれるカキには違いがあるらしく、奥松島のカキの方が身が大きくておいしいのだそうだ。これはいいことを聞いた。
まだカキを食べてないが、翌日にでも奥松島のカキに挑戦しよう。

ユースに着いて、夕飯前に一眠り。
一眠りのつもりがぐっすりいっちゃって、宿の人が起こしに来ていた。
食堂にはなにやら団体さんがいた。
久しぶりのまともな食事であった。

団体さんは高校生のようだ。
談話室で引率者に話を聞いてみた。
地元の石巻高校の学生さんたちということが判明。
部活の合宿という訳ではなく、学校の勉強合宿なのだそうな。
2泊3日で河合塾の講師を呼び、一日中勉強漬けにするという。
河合塾の講師を呼ぶと、1コマ90分当り4万円かかるという眉ツバな情報をゲット。僕としては、意外に安いかなって感じ。
生徒50人で割れば、一人頭800円だから、コストとすればかなり安いのでは。
ちなみに僕がそこで授業すれば、一人頭60円か。
あれっ?

引率の先生に宮城県の町の話をいろいろ教えてもらった。
牛タンは「利久」ってところが一番うまいんだって。

その後、風呂に入って、部屋のベッドで横になると、もう寝てしまった。
まだ9時くらいだった。