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ショウガ科らしい白い大きな花を咲かせる「クルクマ・アリスマティフォリア」(熱帯植物シリーズ 20-22)

2020年10月30日 11時29分53秒 | 

ショウガ科らしい白い大きな花を咲かせる「クルクマ・アリスマティフォリア」。この品種には「ロータス・ホワイト」という特別な名前が与えられているらしい。タイの北部の山地に自生する花で英語名では「シャム・チューリップ」と呼ばれている。

(2020年秋 神代植物公園) 

 

クルクマ・アリスマティフォリア 
 タイの北部から東北部に分布しています。山地の緩い傾斜地などに生え、高さは45~60センチほどになります。根茎から「ばしょう(芭蕉)」に似た葉を伸ばします。夏から秋にかけて、短い円柱状の花序を出し、紫色の花を咲かせます。淡い紫色からピンク色に色づくのは苞葉です。苞葉が白色や淡青色になる園芸品種もあります。わが国ではふつう「クルクマ・シャローム」と呼ばれるそうです。 
 ショウガ科ウコン属の多年草で、学名は Curcuma alismatifolia。英名は Siam tulip。 
 The siam tulip (Curcuma alismatifolia) belongs to Zingerberaceae (the Ginger family). It is a perennial herb that is distributed to northern and northeastern Thailand. This herb grows on mildly sloping land in the mountains, and the height is about 45 to 60 cm. It bears leaves resembling "Japanese banana" from the rhizome. The short cylindrical inflorescences come from summer to fall, and the purple flowers bloom. It is bracts that change from pale purple to pink. There are also horticultural varieties whose bracts turn white or pale blue. In Japan, it is usually called "Curcuma Shalom". 

 

■熱帯植物シリーズ■

「金盃」(熱帯植物シリーズ 20-01)
「かぐや姫」(熱帯植物シリーズ 20-02)
「白珠丸綴化」(熱帯植物シリーズ 20-03)
「コロカシア・ファラックス」(熱帯植物シリーズ 20-04)
「ペトレア・ヴォルビリス」(熱帯植物シリーズ 20-05)
「コスツス・バルバツス」(熱帯植物シリーズ 20-06)
「サンタンカ」(熱帯植物シリーズ 20-07)
「ナンヨウサクラ」(熱帯植物シリーズ 20-08)
「アリアケカズラ」(熱帯植物シリーズ 20-09)
「ヘリコニア 'カメハメハ'」(熱帯植物シリーズ 20-10)
「メディニラ 火の鳥」(熱帯植物シリーズ 20-11)
「アリストロキア・トリカウダータ」(熱帯植物シリーズ 20-12)
「ブルグマンシア・ベルシコロル」(熱帯植物シリーズ 20-13)
「オオベニゴウカン」(熱帯植物シリーズ 20-14)
「フウリンブッソゲ」(熱帯植物シリーズ 20-15)
「ヤエサンユウカ」(熱帯植物シリーズ 20-16)
「コスツス・イグネウス」(熱帯植物シリーズ 20-17)
「サガリバナ」(熱帯植物シリーズ 20-18)
「コスツス・ルカヌシアヌス」(熱帯植物シリーズ 20-19)
「クレロデンドルム・ウガンデンセ」(熱帯植物シリーズ 20-20)
「マダガスカル・ジャスミン」(熱帯植物シリーズ 20-21)



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