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紫色の萼が楽しめる「ペトレア・ヴォルビリス」(熱帯植物シリーズ 20-05)

2020年09月09日 09時22分58秒 | 

写真に写っているのは星型の萼片であり、ほんらいはここに紫のきれいな花が咲く。それでも花が散った後でも、紫色の萼が楽しめる。この「ペトレア・ヴォルビリス」は葉の表面がザラザラしているので、サンドペーパー・バイン(sandpaper vine)と英語圏では呼ばれている。萼片だけみるとブラジル原産とはおもえないほど、日本にもしっくりときそうなつる性の花である。

(2020-08 東京都 神代植物公園)

 

ペトレアの基本情報
学名:Petrea
その他の名前:サンドペーパーバイン
科名 / 属名:クマツヅラ科 / ヤモメカズラ属(ペトレア属)
ペトレアはつる性の花木で、花は枝の先に房状につき、花後も同色の萼が長期間残り観賞できます。春ごろによく開花しますが、充実した株はその後も長期間開花します。つるは10mほどまで伸びますが、鉢で育ててもよく開花します。一般によく親しまれているのはP・ボルビリス(Petrea volubilis)で、葉の表面はざらざらしており、サンドペーパーバインの英名があります。花色は主に紫色ですが、白花の品種もあります。霜に当てなければ戸外でもよく冬越ししますが、厳しい寒さに当たると落葉します。

基本データ
園芸分類 熱帯植物
形態 つる植物 原産地 熱帯アメリカ
草丈/樹高 1~10m 開花期 4月~9月
花色 紫,白 栽培難易度(1~5) 
耐寒性 やや弱い 耐暑性 強い
特性・用途 常緑性,開花期が長い,つる性

ペトレア・ボルビリス
Petrea volubilis
西インド諸島からブラジル原産で、ペトレアの中では最もよく普及している。

 

 

■熱帯植物シリーズ■

「金盃」(熱帯植物シリーズ 20-01)
「かぐや姫」(熱帯植物シリーズ 20-02)
「白珠丸綴化」(熱帯植物シリーズ 20-03)
「コロカシア・ファラックス」(熱帯植物シリーズ 20-04)

 



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