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大きな赤い苞が交互につく「ヘリコニア 'カメハメハ'」(熱帯植物シリーズ 20-10)

2020年09月15日 09時26分50秒 | 

大きな赤い苞が交互につく「ヘリコニア 'カメハメハ'」。熱帯アメリカ原産の花の園芸種らしい。風変りでいかにも熱帯植物らしい。

(2020-08 東京都 神代植物公園)

 

「ヘリコニア 'カメハメハ'」

ヘリコニア・ビハイはバショウ科オウムバナ属(ヘリコニア属)の多年草である。
分類体系によってはオウムバナ科とされる。
オウムバナ属は熱帯アメリカに80種くらい分布する。
本種の原産地はブラジルやガイアナである。
本種を基に多くの園芸品種が生み出されている。
カメハメハ(Kamehameha)もその1つである。
草丈は1~4メートルくらいである。
葉は大形の長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
下部は葉鞘が重なり合って偽茎となる。
開花時期は6月から10月くらいである。
茎先に花序が立ち上がる。
苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)は赤く、縁が黄色や緑色になる。
花は苞に隠れるように着き、あまり目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Heliconia はギリシャ神話の女神ムーサ(Musa)が住んでいたとされる「ヘリコン山(Mount Helicon)」からきている。

 

■熱帯植物シリーズ■

「金盃」(熱帯植物シリーズ 20-01)
「かぐや姫」(熱帯植物シリーズ 20-02)
「白珠丸綴化」(熱帯植物シリーズ 20-03)
「コロカシア・ファラックス」(熱帯植物シリーズ 20-04)
「ペトレア・ヴォルビリス」(熱帯植物シリーズ 20-05)
「コスツス・バルバツス」(熱帯植物シリーズ 20-06)
「サンタンカ」(熱帯植物シリーズ 20-07)
「ナンヨウサクラ」(熱帯植物シリーズ 20-08)
「アリアケカズラ」(熱帯植物シリーズ 20-09)



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