最愛のパートナーを探す旅。

いろいろな恋と出逢い、何度も転んで、傷ついて、やっと辿り着いたスタート地点までのお話。

誕生日。

2006-07-20 12:20:40 | 国際恋愛 2
この間の火曜日は、Jeffの誕生日でした。

月曜日は祝日だったので、

わたしとJeffは連休になります。

付き合う当初、誕生日を聞いていたので、

喜ばせようとわたしはいろいろとプランを立てていました。

ところが、母が急にこんなことになり、

わたしの中ではそれどころではありませんでした。

自分の仕事、母の病院、時間にして、往復で4時間ほどかかります。

そして、Jeffのこと。

彼のスマイルで傷ついたこころが癒されていました。

だから、寂しい思いをさせたくなかったので、

精神的にも、体力的にもいっぱいいっぱいでしたが、

その中で会う時間をつくっていました。

誕生日の日も、

母の病院の面会時間が3時から4時半なので、

行くのを諦めていました。


母が倒れてから、

なんとなく、わたしとJeffとの感性の違いを感じていました。

でも、会えば楽しく過ごせるし、

新しい恋をHappyに過ごせるように、

頑張っていました。


母の様態は行ったり来たり。

母が倒れる前、Jeffが、

「クリスマスはトロントに帰るつもり、家族みんなで集まってお祝いする。とても大事な時間だ」

と言っていました。

(ああ、今年のクリスマスも一人か。。。でも、クリスチャンはそういう習慣だから仕方ないや。家族を大事にすることはいいことだし)

と思いました。

そして、母が倒れたあと、その言葉を思い出しました。

(自分は何やってるんだろう。優先順位が違うじゃない・・・・)

わたしは月曜と火曜が休みになるので、

月曜に母に会いに行って、火曜はJeffのために時間を使おうと思っていたのです。

でも、母は死と隣り合わせの状態。。

そんなことしている場合じゃない。。。なにやってんだ、わたし。

そういえば、姉は昼は仕事なので、夜の7時から特別に面会している、、、

その時間に行けば面会できる。。。

『火曜日は、あなたの誕生日。とっても楽しみ、、でも、わたしは母のこともとても心配なの。だから、その日も会いに行ってもいい?。あなたの誕生日の計画は立てているから。それは、ビューティフルでロマンチックになるはずよ。』

とメールしました。

返信がありません。。。。

心配になって電話しました。

“メール読んだ?”

「ああ、読んだ、読んだ」

“ごめんなさい、でも、母のことが心配でしかたないの。いい?”

「もちろんだよ!」

快く承諾してくれました。

そのとき、聞こえたこころの声。。。

(どうして、もっと早くメールで答えてくれないんだろう・・・・・)


当日は、すさまじいスケジュールでした。

月曜日

朝、わたしの仕事で少しオフィスへ、

それから歯医者で矯正の調整、

2時間かけて、母の病院へ、

一旦、わたしのオフィスに戻り仕事、
(戻るのに約2時間)

渋谷で待ち合わせ。

高級ホテルで誕生を祝う。


火曜日(誕生日当日)

お昼から映画(MiⅢ見ました!眠くてところどころわけ分からず・・・)

仕事のため、一旦、自分のオフィスへ

2時間かけて母の病院へ、

その途中で、人工呼吸器をはずせたと連絡を受けました。

へとへとでしたが、その報告がわたしを元気付けました。

病院に着いたのは夜7時半。

母の姿を見て、涙しました。嬉涙です。

“よく、頑張ったね。わかる?フルールだよ”

先生から話を聞き、

そこを出たのは夜10時近かったです。

『グッドニュースだよ!お母さんの意識が回復したよ!とってもうれしい』

帰る途中にJeffにメールしました。

寝てるかな?と思ったので返信がなくても仕方ないと思いました。

2時間かけて、自分のオフィスに戻り、

そして、家に着いたのは夜1時過ぎでした。

寝たのは3時、もう、体力、精神力の限界でした。

でも、母が目覚めたことで、

それらすべてが報われるのでした。

ただ、誕生日のお祝いについて、

Jeffからは、

『ありがとう』

のメールはありませんでした。

押し付けちゃいけない、

好きでやったことだから、

と、言い聞かせるけど、

こころは嘘をつけませんでした。

(どれだけ時間とお金かけたと思ってんのよ!!)


翌日、

母のリカバーの返信メールが来るかな?と思っていましたが、

結局来たのは、夕方5時。

「僕の誕生日に君のお母さんの意識が戻ったね。グッドニュースだ」



返信しませんでした。

そして、

夜9時にもメールが。

「元気?今日はすごく忙しかった。君はどうだった?これは当たらしメルアドだよ、From your darling Jeff」

わたしはいつもすぐに返信するので、

返信がないことに不安を持っていると感じました。

でも、

わたしは、

そのメールにも返信できませんでした。

30分後、

電話が、、、

そのとき、姉と母の様子を電話で話していました。

電話が鳴るのを知ると、姉は電話を切りました。

でも、

わたしは出られませんでした。

それが、わたしの正直な感情でした。


家に戻り、メールしました。

『今、家に着いた。わたしはとっても疲れている、今日は早く寝るつもり』

すぐに電話がきました。

いつもよりテンションが高いJeff。

「メール読んだ?2回送ったけど」

“ああ、読んだ、読んだ。電話でれなくてごめん、姉と母の状態を話していたから出れなかった。”

「おかあさん、リカバーよかった、僕の誕生日にリカバーしたね。」

“ああ、そうだね”

「昨晩は早く寝ちゃったんだ」

“そう思ったよ”

「今朝は早かったんだ、今日は昼もとれないくらい忙しかった、お腹すいたよ」

慌てて言い訳しているのがわかりました。

“ああ、そうなんだ”

自分が冷めているのがわかりました。

Jeffは、いつもより、声のトーンが高く、

早口に話しています。

(言い訳するくらいなら、一言、おめでとう!僕も嬉しいよ、くらい送る気遣いすればいいのに)

とこころがつぶやいていました。

わたしなら、どんなに忙しくても、

その言葉を送ります。


電話を切ったあと、

夜に再びメールがきました。

「まだ、帰宅途中だよ、おやすみ、ハニー」

今まで、そんなメールを送ってきたことないし、

いつも知りきれトンボのメールのやりとりで、

わたしの気持ちが宙ぶらりんだったのに、

わたしが少し返信しなかったくらいで、

ずいぶん、マメになっています。

冷めたこころは、

そのメールにも返信できませんでした。


やっぱり、続けるのは、無理かもしれない、、、

そう思いました。